期待されていたTegra3の評判が悪い 何が起きてるのかまとめてみた

期待されていたTegra3に不穏な空気が流れ始める
Tegra3を搭載したEee Pad Transformer Primeのベンチで
iPad2(2011年3月発売)に完敗する結果に

61:名無しさん@3周年:2011/12/01(木) 15:33:33.63:ID:Nltw/W7k

ASUS Eee Pad Transformer Prime & NVIDIA Tegra 3 Review
http://www.anandtech.com/show/5163/asus-eee-pad-transformer-prime-nvidia-tegra-3-review






がっかり性能

63:名無しさん@3周年:2011/12/01(木) 18:00:19.05:ID:klK97HLY

Tegra2の悪夢再びか

64:名無しさん@3周年:2011/12/01(木) 18:05:14.40:ID:36yQ00cl

また動画ダメなん?

66:名無しさん@3周年:2011/12/01(木) 18:18:12.85:ID:ZEbvEEB8

マジかよ・・・

73:名無しさん@3周年:2011/12/03(土) 08:40:18.17:ID:OiP3HFJI

ここはお通夜会場になりました

108:名無しさん@3周年:2011/12/10(土) 10:36:43.60:ID:tIVlnpbt

結局フルHD動画が完全には再生できないらしい

109:名無しさん@3周年:2011/12/11(日) 11:56:28.21:ID:ikgsuCsv

>>108
脳内情報?

110:名無しさん@3周年:2011/12/11(日) 12:49:57.82:ID:4027WYn6

>>109
海外のレビューですでに既出。

1080p 60fpsが再生できないとの報告


720p 60fpsの動画は完璧に動作。1080p 60fpsはところどころ遅延が発生。
1080p 30fps VC1はハードウェアアクセレーションが使用できず。
158:名無しさん@3周年:2011/12/25(日) 22:41:12.10:ID:evx6sS7S

Apple A5って、Tegra2相当だと思ってたけど
まさか、それにTegra3が負けたの?GPU部分とはいえ

162:名無しさん@3周年:2011/12/28(水) 12:30:26.65:ID:vb+0l87i

iPad3がRetinaを動かすために、GPUを更に重視してきたら
Tegra3が更に惨めになるな
やはり本命はクアルコムか…

262:名無しさん@3周年:2012/01/15(日) 00:06:35.86:ID:4yC5y4lB

まあ確実にA6には勝てないだろうけどな

299:名無しさん@3周年:2012/01/17(火) 22:46:37.95:ID:SoEs7o31

Tegraの事情が語られているTogetterが書き込まれる
ジャーナリスト本田雅一氏と大原雄介氏のTwitter上のやりとり(去年9月)から
Tegraシリーズに何が起きているのかを垣間見られる。
以下、管理人が解説を入れながら紹介。

(※1 読める方は直接Togetterをご覧ください。
分からないことがありましたら解説をご覧ください。)
(※2 ツイート1つにつき、1つの解説が対応しています)
(※3 単語の説明は伝わりやすいものを優先しています。)


Tegraの評判について

本田氏によると、ARM系のシステムLSIの中ではテキサスインスツルメンツ社(略称:TI)のデュアルコア製品であるOMAP4の評判がダントツであるという。そして、nVidiaのTegra2とTegra3の両方の評価が低いとのこと。理由は、値段が高い割に特に動画系で性能が悪いから。対してOMAP4は安価で高性能であるという。
あるベンダーによると、1080i(1920×1080解像度インターレース方式)のデコード(動画の表示)とI/P変換(インターレース方式をプログレッシブ方式に変換)がまともにできるのはOMAP4だけという。日本の地上波デジタルハイビジョン放送は1080i方式であるため、それをネイティブにデコードするにはOMAPが必要であり、さらにプログレッシブへの変換再生機能も実装するならばなおさらにOMAPが必要であるという。従って、TI社のOMAPシリーズを採用したタブレットが増えると予想している。
ただし、Tegra3に関しては「性能が悪い」というわけではなく、コストパフォーマンスが悪いという見方をしている模様。(2011年9月当時) このことに関してとあるベンダーの話を口頭で受け取ったため、伝わりにくい話であるという。しかし、Tegra2に関しては明らかに性能に問題があったようだ。

管理人補足:2012年1月現在、Tegra3の性能自体にも黄色信号が灯りました
そんな状況にあるにも関わらず、nVidiaはライバルになるOMAPを開発するTI社を無視してクアルコムと当社が「スマホ市場をけん引している」と主張している。

管理人補足:つまり、nVidiaは自分の立ち位置も理解してないし、本当の敵も見えていない



ARMの評価は単純な性能評価ではない

インテルのCore 2DuoやCore iシリーズなどのx86プロセッサは、最近になってGPUを内蔵したり、省電力機能を内包するなどして複雑化したものの、基本はCPUの演算性能が命だから、あくまでもベンチマーク等を用いて比較的評価しやすかった。

しかし、ARM系のプロセッサ(SoC)はペリフェラル(周辺機器・広汎のI/Oを指す)や、ベンダーのサポート体制、プロセッサ自体の実性能などを含めて「評価の対象」であるという。従って、これらを語る時に趣味としての興味の範囲を超えて、深くて幅広い知識がないと本質が見えてこないという。

管理人注釈:「Q.なぜARMの評価は単純な性能比較ではないのか?」「A.組み込み用途であるから」 組み込みの特殊性は2個下に記述
ARMアーキテクチャの話だけじゃなく、ARMやら組み込みやら開発形態を含めて記事を書けるフリージャーナリストは少ないとのこと。大原氏は得意そうとのこと。
大原氏によると、ARMのSoC(システム・オン・ア・チップ)評価をベンダーが行う時に「ベンダーサポート」が占める割合がすごく多くなっているという。だから、ベンダーサポートを手厚く行っているTI社やクアルコム、マーベル、STエリクソンの評価が高くなっているという。nVidiaはとにかく、その点がダメとのこと。

管理人注釈:組み込み系の場合、表示デバイス・通信デバイス・オーディオデバイスなどの周辺機器が複雑に絡み合うため、サポートが非常に重要になります。通常のPCであればインテルが実質主導で決めた規格に則った製品が相互に決められた方法で結びつくだけですが、組み込み系となるとベンダーによってバラバラな部品が使われるという特異性があります
また、大原氏は、nVidiaはサポートの重要性に気付いていない、または気づいていても行動に起こしていないため、Tegra2で痛い目に遭ったほうが為になると考えている。その結果、態度を改めることでベンダー側からサポートのやり方をレクチャーしてもらえる可能性があるとのこと。

管理人注釈:2012年1月現在、痛い目に遭わずにTegra3の発売を迎えたようです




4コアだから買い!GPU高性能だから買い!という
SoC単体の評価で端末の買い予想をするのは古いというお話

本田氏は、「〇〇は新しいコアのクアッドコア(4core)だし、GPU性能も上がるから、絶対次の端末は買いだよね」みたいなことは、今後一概にいえなくなると考えている模様。

管理人補足:どんなに素晴らしいダイヤ原石でも、研磨に失敗したら商品価値は低下するという例えに相当。組み込み用途では活かし方[実装]こそが性能を左右する部分であり、活かすには手厚いベンダーサポート無しでは実現できない。
大原氏は本田氏の考えに同調し、「SoCの実装の仕方次第で性能が左右される」という見方を示す。また、現段階ではこの部分の比重が大きいが、ARM版Windows8で若干その流れが変わる可能性があるという。
本田氏によると、もう既にどのメーカーも、nVidiaと同社のTegraに対して、性能の悪さや値段の高さ、ベンダーサポートの返答の迅速性の悪さにウンザリしているとのこと。




nVidiaの貧弱な端末メーカーサポートについて

大原氏によると、IJKK(インテル株式会社の呼称)と契約してEmbedded(組み込み系)を作る場合と同様に、nVidiaのTegraも、サポートを求めると本国のnVidia社との間に日本法人がワンクッション入るとのこと。だから特にレスポンスが悪い。その上、本国のサポートも割と貧弱という二重苦であると指摘。

いままでGPUしか作ってこなかったメーカーだから、サポートが悪いのは当然とみている。しかし、それ以上に問題なのがBSPの出来であるという。
BSP=Board Support Package
BSPとは、基準となるOS(Linux向け組み込み用途ならLinux、Android端末ならAndroidOSなど)を載せた評価ボードの上に、そのOSを動かす為に必要なカーネルパッチやHAL(ハードウェアにアクセスするためのソフトウェア的仕組み)、ドライバ類をまとめたパッケージ群のこと。

 

大原氏によると、nVidiaが出すBSPの出来が…とのこと。

管理人注釈:「出来が悪い」
大原氏によると、主要な機器メーカーは、とっくに仮想化プラットフォームを用意してそこで開発を行っているという。しかしnVidiaはその仮想化プラットフォームの対応やモデルの精度も問題視されているとのこと。

管理人注釈:開発の際にはハードウェアをエミュレートした仮想プラットフォーム上で開発を行っているという意味…たぶん
本田氏によると、BSPの出来が悪くともGPUの性能が高ければ良いが、少なくともTegra2に関しては端末メーカーの評価では消費電力あたりの性能、絶対性能、価格あたりの性能の3点で評判が悪い。

聞こえてくる評判はあまり良いものではないが、Tegra3のような尖った製品も必要であると考えている模様。
本田氏は、仮想プラットフォームへの対応やモデルの精度が問題視されるレベルなのに顧客が離れないことを不思議に思っている。プロセッサメーカーは似たような性能ならばペリフェラル(周辺機器への対応)で評価が決まるはずと考えている。
大原氏によると、ペリフェラルが充実すれば評価が上がるという視点は、十分に最適化すればPentium4が超高速という見方と同じ類の議論であるとしている。

管理人注釈:Pentium4は失敗作
本田氏も、製品がまともな出来じゃなければいくら贅沢な設計でも意味が無いのは当然であると考えている。




Android3.0(ハニカム)でグーグルがTegra2を推した理由
そして、Android4.0でTegraが捨てられた理由

大原氏もTegraの差別化を評価している。その上で初代Tegraが誰にも採用されていないことに触れ、Tegra2が事実上のTegraシリーズ初製品になるとしている。このことに関して、サポートをはじめとしていろいろ足りない事態に陥ることを機器メーカーも承知であろうと見ている。
大原氏はさらに、GeForce時代にnVidiaと多少関係を持ったメーカーはおざなりな対応でもnVidiaにやや好意的であるとしている。そして、TegraがSnapdragonやOMAPと最も違う点は「WWAN(ワイヤレスWAN、3G回線)」をサポートしていないことであるとしている。
大原氏によると、スマートフォンには例外なくWWANが必要だけど、WiFiのみの機器でもOKなタブレットの場合、SnapdragonやOMAPのWWAN機能は邪魔になるとのこと。従ってタブレットにTegra2が選ばれたのは当然の流れであるとしている。
しかしその事に対して本田氏は、タブレット端末におけるAndroid4.0(ICS)のプライマリターゲット(主要)はWWANに対応しているOMAPである事に触れ、矛盾があると思った模様。
大原氏はその回答として、タブレット用途でもWWANが必要であるとGoogleが判断したとしている。その為Android4.0ではプライマリターゲットをOMAPにしたと考えている模様。




Tegraの今後と、余談

大原氏は、今後nVidiaがどのように学習していくかがポイントであると指摘している。端末メーカー側としても、この結びつきをキッカけに深い関係を築ければ手ごまが1つ増えるとしている。
このことに関して本田氏は、業界に蔓延る過去の例をかんがみて「メーカーに育ててもらってバグを潰して、ライブラリも充実し、普通に外販できるレベルに達すると、育ててもらったメーカーを捨てて別の有力メーカーに鞍替えする」という恩を仇で返すパターンが起きるのではないか、と心配している。
大原氏も恩を仇で返すパターンが起きる可能性を指摘している。また、育った部門が切り売りの対象になるというパターンも指摘。
管理人も知らない事が多々出てきてとても勉強になりました。
ARMを巡る攻防、奥深そうです。
Tegra2の段階から指摘されていたnVidiaのサポート不足。
それによって、Tegra3でも実装が不十分になり性能が出ていのではないでしょうか。
Tegra3自体の性能も怪しいところですが、
それについてはもう少し機器が出揃ってから判断していいかもしれません。

なにはともあれ、Tegra3大丈夫なのでしょうか・・・?

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