新型iPadの液晶パネル「シャープ」も供給 サムスン単独は誤り ―米調査会社の分析で

 米国の調査会社IHS iSuppliは、2012年3月16日(日本時間)に発売された「新型iPad(第3世代)」における部品の分析結果を発表した。

 全体的な部品供給における勝者は韓国サムスンとしており、ディスプレイ・A5Xプロセッサの両方を提供していることを理由として挙げている。ディスプレイとプロセッサは原価が非常に高く、全体に占めるウェイトも大きいからだ。

 なお、2048×1536解像度に対応した高精細「Retinaディスプレイ」の供給メーカーは、韓国サムスンのほかに、LGディスプレイ、そして「シャープ」の3社としている。

 新型iPadを巡っては一部で画面の色が黄色っぽくなる症状を訴える購入者がいる一方で、そのような症状が無いする購入者もいた。差の開きが大きいことから、「メーカー自体が違うのではないか?」との声が挙がっていたがそれを裏付ける形となった。

 発売後、ネットメディア上で報告された分解レポートではディスプレイ供給メーカーはサムスンであるという報告が相次ぎ、さらに一部報道において「LGとシャープは供給が間に合わなかった(または、品質の問題から供給できなかった)」とする記事が掲載されていた。それらの理由から、初期に出荷される新型iPadはサムスン1社による単独供給であると見られていたが、誤りであることが判明した。

 なお、調査会社IHS iSuppliのほかに、UBMテックインサイツが「ディスプレイの供給はサムスン、LG、不明な1社」としており、その1社がシャープと判明した形になる。

 ”ドル箱”「iPad」に対する部品供給は各種サプライメーカーにとって非常に重要な要素となっている。どの企業が供給しているのか、それが独占なのか、短期的単独供給なのかを巡る情報戦が激しいようだ。

[Venture Beat]

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