Galaxy S3の情報まとめ 日本ではLTE版が夏発売

 3日(現地時間)、サムスンは新型スマートフォン「Galaxy S3」を発表しました。5月29日の欧州発売を皮切りに、6月に北米、夏までに日本、そして全世界で発売されるとのことです。

 気になるであろうポイントをまとめると、「4.8インチでGlaxys S2より縦が長い=大きい」「ペンタイル配列」「クアッドコア」「64GB版がある」「LTE対応モデルが発売予定」です。


ヘアラインのような仕上がり


物理ホームボタンは継続(画像クリックで拡大表示)

 本体デザインは人間工学に基づいてデザインされたものであり、一見すると「GALAXY Nexus」に似た丸みを帯びた仕上がりになっています。注目された「物理ホームボタン」ですが、継続採用されています。また、Android 4.0の目玉であった「アプリケーション切り替えキー」は採用されず、左側に「メニューキー」、右側に「戻るキー」が配置されています。

 本体カラーは事前のリーク情報通り、「Pebble Blue(青)」と「Pure White(白)」の2色展開になりますが、随時追加されるとのことです。背面にはセラミック素材が用いられるとの噂もありましたが、特に何も触れられていませんので否定されるものと思われます。なお、前面部には強化改良された「ゴリラガラス 2(Gorilla Glass 2)」が採用されており、開発元のガラスメーカー「コーニング社」による公称値では20%ほど衝撃に強くなりました。


iPhoneとのサイズ比較


左からGalaxy S3,Galaxy S2,Galaxy S

 こうしてサイズ比較してみると、Galaxy S3はとても大きいことが分かります。3.5インチのiPhoneと比較するとまったく別のセグメント(GALAXY Noteのような)であるかのように感じてしまいます。

 過去の「Galaxy Sシリーズ」と比較しても縦が長いのが特徴的で、約1cm大きくなりました。なお、横幅については「Galaxy S2よりも約3.4mm大きい」程度に留まっています。片手持ちを考慮するならば、横幅の伸張は限界であるのかもしれません。

 本体サイズは「136.6mm(H)×70.6mm(W)×8.6mm(T)」で、重量は「133g」です。参考までに、日本版Galaxy S2は「126mm(H)×66mm(W)×8.9mm(T)」、「120g」になります。

 ディスプレイには、4.8インチのSuper AMOLED HD(有機ELディスプレイ)が採用されています。解像度は1280×720ピクセルですが「ペンタイル配列」とのことです。上画像はディスプレイを拡大撮影したものであり、確かにペンタイル配列であることが分かります。

 Galaxy S3ではRGB配列が採用されるとみられていたので一部の方にはガッカリする結果になりました。Galaxy S3レベルの供給数を考えると、RGB配列でHD解像度を量産するのはまだまだ課題が多いのかもしれません。


画像クリックで拡大

  今回、新しく追加された機能に「Smart stay」という省電力技術が採用されています。こちらは、前面カメラ(インカメラ)を使って利用者の目の動きをリアルタイムに検出し、ディスプレイの明るさを調整する機能です。使っていないときには消灯するなど、従来の「30秒」「45秒」「1分」などという時間固定式スリープよりも賢くなりました。

 さらに追加された新機能に、iPhoneの音声アシスタント「Siri」に対抗する「S-Voice」が加わりました。Siriと同様に、アラーム設定やアプリのコントロール、天気予報を調べるなどといったことが可能になります。こちらは、「英語」「韓国語」「一部の欧州地域言語」のみの対応となり、現時点で日本語には対応しません。

  こちらの動画でも分かりますが、S-Voiceの認識精度は良好のようでです。日本での発売元として有力視されているNTTドコモには「しゃべってコンシェル」という同様のサービスがありますので、日本語対応は後回しになることも考えられます。

  最後に、スペック表と動作動画、画像集です。

搭載OS Android 4.0.4
CPU 1.4GHz Exynos 4 Quad (クアッドコア)
メモリ 1GB
ストレージ 16/32/64GBの3モデル
外部ストレージ microSD / microSDXC (最大64GB)
ディスプレイ 4.8インチ Super AMOLED HD (ペンタイル配列)
解像度 1280×720ピクセル
背面カメラ 800万画素 (裏面照射型CMOS) オートフォーカス、フラッシュ、0シャッターラグ
前面カメラ 190万画素 0シャッターラグ
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n(HT40)
Bluetooth Bluetooth 4.0(LE)
通信 2.5G GSM/GPRS/EDGE 850/900/1800/1900 MHz
通信 3G HSPA+ 850/900/1900/2100 MHz
通信 LTE 一部地域で対応
位置情報 GPS / GLONASS
センサー 加速度,RGB light,デジタルコンパス,近接,ジャイロ,気圧
NFC 対応
バッテリー 2,100mAh (取り外し可)
サイズ 136.6mm(H)×70.6mm(W)×8.6mm(T)
重量 133g

  CPUには先日発表があったように、Cortex-A9世代のクアッドコア「Exynos 4 Quad」が搭載されています。なお、一部モデルでは変更されるとのことで、事前情報によるとLTE版はデュアルコア「Snapdragon S4」になるようです。したがって、日本ではNTTドコモのLTEサービス「Xi」に対応すると思われますので、後者になるものと思われます。

 ストレージの「64GB」版については将来的な用意となり、基本的には「16GB」と「32GB」版の展開となります。なお、コアユーザーにはうれしい「外部ストレージ」と「バッテリーの取り外し」に対応しています。

 NFCを用いた高速ファイル転送機能「S Beam」を独自に用意しており、Wi-Fi Directと併用することで「Android Beam」よりも通信速度が向上しているとのことです。具体的には、1GBの動画ならば3分以内、10MB程度の音楽ならば2秒以内で転送することが可能です。

 

  「より速く、より大きく」なった「Galaxy S3」ですが、今のところ評価は二分されているようです。

 当然ながらスペックはモンスター級で、サムスンのフラグシップモデル「Galaxy Sシリーズ」の名に恥じない仕上がりになっています。その一方で、日本に限らず海外のディスカッションフォーラムにおいても、CPU世代(Cortex-A15ではない)やペンタイル配列をマイナスに見る人も多く、iPhone5に対抗して秋頃にマイナーチェンジされるのではないかという希望的観測まで出ています。

 日本地域にとってはさらに悩ましく、LTE対応のためにデュアルコアSnapdragon S4が搭載されるものとみられており、コアユーザーはSIMフリー版の輸入も真剣に考える方が多いのではないでしょうか。

 とはいえ、「Galaxy Sシリーズ」を買っておけば間違いないという状況は「Galaxy S3」でも健在だと思われますので、国産スマートフォンの状況を見ながら検討してみてはいかがでしょうか。(※管理人は、もちろん購入します。)



ハンズオン動画

高速カメラデモ

新機能「ポップアッププレイ」

[Android Central]

2012/05/04 22:07 JST/GMT+9
スペック表内にて「midcroSDHD」との表記がございましたが、正しくは「microSDXC」の誤りです。訂正し、お詫びいたします。

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