HTC Jが大快挙!週販2位に浮上 CMが功を奏す?

HTCが日本向けにカスタマイズした「HTC J」が快挙です。BCNの週間ランキング(6/4~6/10)において、Xperia acro HDを追い抜き「2位」に浮上しました。前週が6位でしたので大躍進と言えます。

「HTC J」はグローバルモデルとは違い、日本の「おサイフケータイ」や「ワンセグ」に対応したローカライズモデルです。従来は「HTC EVO」などのグローバルモデルを日本市場に直接投入していましたが、売れ行きは決して良いとは言えず不調が続いていました。

この流れを変えるために大きな方向展開を行ったのが「日本向けのカスタマイズ」です。このような試みを行うことはHTCとしても初めてとのことで、KDDI(au)とタッグを組んで日本市場に攻勢を仕掛けました。

CMには「乃木坂46」を採用し、ひたすら「HTC J」を使って実現する “楽しい生活” を流すという異色のストーリーになっています。機能を売り込むよりも端末を使って実現する充実した生活にフォーカスしたCMは、携帯シェアの約2割ともいわれる「早期にスマホを購入した層(アーリーアダプタ)」ではなく、残り8割の層への訴求に成功したのかもしれません。

また、CM最後に映し出されるHTCロゴと、下に表示される「quietly brilliant」のフォントも、CM曲とCMの雰囲気、ターゲット層に合致したようにも思えます。

他にも「HTC J」は「Beats Audio」ブランドのイヤホンが付属したり、壁紙のメインビジュアルが若年層の心を掴むものだったりと、訴える層が非常に明確かつ一貫した戦略がとられています。

なお、6月6日にはAKB総選挙 2012が実施されており、AKBのテレビ露出が増えるにつれて乃木坂46を採用したCMにも相乗効果が働いた可能性があります。CM自体も相当な数を打っているようで、CM曲「おいでシャンプー」のサビの部分が耳に残っている方も多いのではないでしょうか。

今回の「HTC J」は今までの路線とは正反対ともいえるもので、従来のHTCファン(または、ガジェオタ)からは残念がる声も挙がっていますが、売れないことには次につながりません。

全く根づいていないブランドを売り込むというのは非常に困難なことですので、今回の「HTC J」に関わったHTCおよびKDDI(au)の担当者の方は快挙を成し遂げたと言っても良いのではないでしょうか。

[BCN]

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