韓国サムスン、蒸着による350ppi有機ELパネル開発成功 Super AMOLED HD Plus登場か

韓国ETNewsは25日、サムスンがFMM(ファイン・メタル・マスク)蒸着によって、350ppiの有機ELパネルの製造に成功したと報じています。

従来、FMM方式で200ppi以上は不可能とされていました。RGB配列のSuper AMOLED HD Plusディスプレイの登場が期待されます。

サムスンは、研究開発(R&D)でLITI(レーザー熱転写方式)をターゲットに次世代有機EL開発のリソースを投入してきましたが、ここにきてFMM方式へ再転換したものとみられます。報道によると、AMOLEDの製造を行うA2工場のフェーズ3に導入が予定されており、近いうちに製造機器の発注が行われるとのことです。

日本ではソニーとパナソニックが共同で、蒸着とインクジェット方式の両方を段階的に組み合わせて有機ELパネル市場で巻き返しを図ろうとしています。特にインクジェット方式の開発は難しく、開発が成功次第、FMM方式では実現不可能な高解像度・有機ELパネルを安価に安定供給することで、競争力を付ける狙いがありました。

ところが、今回サムスンがFMM方式で高解像度・有機ELパネルの開発に成功したことで、また難しい局面に立ち向かわなくてはなりません。ただし、FMM方式では大規模な製造設備を必要とすることや、高い製造コスト、品質安定化が困難であるなど、大きなデメリットが存在します。

長期的にみればFMM方式への過度な注力は圧倒的に不利ですので、R&DでLITI方式に注力していたはずのサムスンがFMM方式に再転換した意味を読み解く必要がありそうです。ただ、全社的に再転換したかは不透明で、リソースの一部を短期的にFMM方式に向けただけという可能性も否定できません。

[ETNews via Phone Arena]

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