9月12日に開催されると言われるiPhone5の発表会まで、あと1か月あまり。現時点までに報じられた情報をまとめてみました。過去最大の「フルモデルチェンジ」とも称されるiPhone5ですが、少しずつスペック・機能などの情報が流れてきているようです。

iPhone5は9月12日発表、21日発売

ハイテク系情報サイトiMoreや、米主要紙ニューヨーク・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナルなどの情報をまとめると、アップルはiPhone5の発表日を9月12日に設定しているようです。発表日に関しては「ほぼ確定」見てよいかと思われます。

iMoreでは発売日についても言及しており、発売日は9月21日であるとしてます。また、米国の小売店に務める社員の話として9月21日に発売されるという情報を受け取っているとも報じられています。

iPhone 4S発売の際には、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリア、そして日本の7か国が同日発売していますので、前回の流れ通りであれば日本も9月21日に発売されるものとみられます。

なお、販売キャリアはソフトバンクとKDDI(au)の2社が有力です。NTTドコモは「現状では販売が厳しい」との観測をドコモ社長自らがコメントしており、iPhone5の発売も見送られるのではないかと思われます。

外観デザインが変わります

流出したiPhone5のパーツをもとに、外側のみを組み立ててしまったものが下の写真です。


大きく4インチ画面なった via iLab

下の画像はクリックすると拡大します


一見すると表側はiPhone 4Sと変わらないデザインです。ところが、画面が4インチサイズになっていることや、Facetimeカメラ(前面カメラ)が本体中央に移動しているなどの違いがあります。下にiPhone 4SとiPhone5のカメラ位置の違いを比較した写真を用意しました。

 

ブラックとホワイトモデルが以前よりも差別化される

iPhone 4Sまでは表・裏の色が違う程度の差しかありませんでしたが、iPhone5からはその他にも差別化されている点が増えています。ブラックモデルとホワイトモデルの違いを写真でご紹介しましょう。


iPhone5はバックシェル(背面部品)が大きく変わりました。ご存じの方も多いと思われますが、ツートン仕様になったことに加えて、中央がアルミニウム合金で作られているようです。製造にはリキッドメタルを採用せず、従来通りアルミ削り出し方式を採用。

ブラックモデルが「ダークメタル色」を採用しているのに対して、ホワイトモデルは「ライトシルバー色」を採用しています。ホワイトモデルのシルバーはMacBook Airなどと似たシルバー色のようです。対するブラックモデルのダークメタル色はアップル製品としては『初採用』となるメタルカラー。

iPhone5の外装デザイン面で最も変わる部分といえばココ!ブラックモデルは縁の金属部分が「黒色」になります。iPhone 4Sまでは銀色だったものが真っ黒に。ちなみに、ホワイトモデルは従来通り銀色のままです。完全な黒色を求めていた方には嬉しいお知らせになりそうです。

ついにメモリは1GBに? 高速通信LTEにも対応

米国ネットメディア「BGR」は、現在テスト中のiPhone5にはメモリが1GB搭載され、LTEに対応していると伝えています。

まずはメモリのお話から。

iPhone 4Sの搭載メモリは512MBですので、iPhone5では2倍に増えることになります。メモリが増えると「動きがキビキビ・サクサクになる」「アプリをいっぱい起動しても動作が重くならない」といったメリットがあるのです。

次に高速通信LTEについて。

LTEに対応すると、以前よりも混雑が少ない回線で超高速通信を行うことが可能になります。3月に発売された新型iPadは日本のLTEに対応していませんでしたが、iPhone5のLTEにはソフトバンクとKDDI(au)の両方が対応するのではないかと言われています。

ソフトバンクはつい先日、LTE対応スマートフォンの月額料金を発表しました。それによると、月額5,985円。iPhoneの場合は若干値下げされる特例措置が適用される可能性がありますが詳細は今のところ不明です。

NFCもやっぱり搭載?

同じく、米国ネットメディア「BGR」によると、テスト中のiPhone5にはNFCが搭載されているとのことです。

航空チケットの予約機能を説明するアップル(※この時点ではNFCに言及していない)

分かりやすく言うと、NFCとは日本でいう「おサイフケータイ」の外国版。NFCに対応した機種を近づけるだけでアドレス帳を交換できたり、写真を転送するといったことも可能です。また、お店のポイントカードとして使うといったことや、航空機のチケットもiPhoneだけで予約から利用までできるかもしれません。

*注 NFCは近距離無線通信の総称。おサイフケータイが利用しているFeliCa規格もNFCの一部であるが、便宜上簡略化して記述している。上記で用いている「NFC」は、厳密にはNFC Type-AまたはType-Bを指す。NFC Type-A/Bは携帯電話端末に搭載されていないカード形式のものもFeliCa同様に存在する。携帯電話端末に搭載されているものだけがNFCと呼ばない点も注意が必要。また、外国版と表記しているが、実際は日本の運転免許証やタスポにも採用されている。

画面の大きさを比較

 

左がiPhone 4Sで、右がiPhone5です。いかがでしょうか? 思った以上に画面が大きいと感じるかもしれません。Android端末の主流が4インチ上であることや、老若男女全てのユーザーに使ってもらうことを考慮すれば4インチといった大型化は避けられなかったものと思われます。

アップルのティム・クックCEOも年齢的に老眼のお年頃。スティーブ・ジョブズも普段はメガネをかけていましたが、発表会の壇上でiPhoneを操作するときはメガネを頭の上に外して操作していました。どういうことかというと、老眼だとメガネをかけたままではぼやけて見えてしまうのです。

すべての人に使って欲しいデバイスをデザインするとき、そういった加齢要素も考慮するのが本当にやさしいインタフェースといえることでしょう。もちろん何事にもバランスというものが存在するので、どこまでも大きくすればいいというものでもありません。

それらの妥協点が「横幅は変えずに縦を伸ばして4インチにする」といった施策であるのかもしれません。

ちなみにiPhoneを絶賛するソフトバンクの孫正義氏も、普段ツイートするのに利用しているのはiPadです。加齢は避けては通れない問題ですね…。今、若くて元気な人もいずれそういう時が来ることでしょう。

新規格nano-SIM採用

iPhone5のSIMカードには、新規格nano-SIMが採用されるとみられています。以前のmicroSIMよりもさらに小さいものです。

上の画像がiPhone5ブラックモデル用のnano-SIMトレイ。拡大画像なうえに比較画像がなくて分かりにくいのですが、nano-SIMサイズとのことです。

Dockコネクタの小型化

上の画像はiPhone5の本体下部の縁。イヤホン端子が本体下部に移動していることもわかりますが、なによりもDock端子が小型化されています。

従来は30pinタイプの大きいものが長年使われてきましたが、iPhone5からは19pinまたは8pinとも言われる小型のものが採用されるようです。

周辺アクセサリー機器や車載キットを利用している人には痛いお話ですが、変換コネクタが公式に提供されるのではないか?とされていますので、安心して良いかもしれません。ただ、本体を刺して置いた時に安定性が無くなるといった不安要素は残りますが…。

地図が3Dになります

こちらはiPhone5と同時期リリースされるiOS 6の新要素ですが、地図が3D化されます。

こちらが実際の画像。高層ビルが完全に立体化されているだけでなく、実は一般住宅や街の木々も立体化されています。まるで空中散歩を楽しんでいるかのように、世界中を旅することが可能になるのです。

最後に

待ちに待ったiPhone5の発表まで、あと1か月に迫りました!

ガジェット速報では発売前から発売後までもiPhoneの情報やAndroid、Windows Phoneなどの情報も毎日追っています。今後もiPhone5の新情報を掲載していきますので、よろしければご覧くださいませ。