iOS版Google maps、今後数か月リリース無し ―アップルは契約満了前に強制移行

THE VERGEは25日(現地時間)、2つの独立したソースから得た情報として、iOS版「Google maps」はまだ不完全な状態であるために今後数か月はリリースされないと報じています。

情報によると、アップルは、6月に開催されたWWDC 2012の直前に独自マップへの切り替えを正式決定したとのこと。契約が1年以上残っている段階での急な決定だけにグーグルも予期していなかったようで、急遽 iOS版の開発を開始したようです。しかしながら3か月程度では間に合うわけもなく、あと数か月はリリースされないとしています。

また、WWDC 2012が開催される数日前にグーグルが実施した「地図に関するイベント」も、アップルの決定を受けて急遽実施されたものであるとのことです。

確かに、グーグルのイベントは急を感じるスケジュールでしたし、発表の内容とその後の実装状況を見ても「今後やることをとりあえず発表した」といった感じでした。本来であれば、11月頃に開催される次世代Nexus端末との同時発表を予定していたのかもしれません。

突然開催が告げられたGoogleの地図関連イベント

アップルも直前まで迷ってたとみられる独自地図への移行ですが、その理由には「ナビゲーション機能」を提供したかったという目論見があるようです。Android向けに提供されているGoogle mapsの「ナビ」機能は、非常に高機能かつ実用可能なレベルですので、対抗策を講じるのは自然な流れではあります。

しかしながら、やはり準備不足であることは否めません。最近になってGoogle mapsの元開発者を引き抜いたり、マップ開発業務にあたる従業員の大量雇用をはじめたりするなど、場当たり的な対応を見せています。

実は、「人力による力技」が開発の中心を占める地図システムですが、アップルは開発のボリュームを甘く見ていた可能性があります。

Googleの「ナビ」Appはストリートビューとも連携されて高機能
音声検索の精度と、所在地データの更新も非常に速い

使う頻度が高い地図機能だけに、時間が経てば経つほど不満が募ることは十分考えられ、アップルがどの程度の頻度で地図のクオリティを向上させられるのか注目されます。

[THE VERGE]

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