米特許商標庁(USPTO)は19日(米国時間)、アップルが保有する「ピンチ・トゥー・ズーム」特許1件について無効とする判断を下しました。ただし、今回はNo.7,844,915の特許が無効とされたものであり、先日の “通称:スティーブ・ジョブズ特許” と言われるNo.7,479,949とは異なります(スティーブ・ジョブズ特許の詳細)。

報道によると、今回無効と判断されたのは「1本指でスクロールしているか」「複数の点をタッチしてピンチ操作をしているか」といったマルチタッチの認識に関する特許です。先行特許に類似するものが存在しているという判断がなされ、特許全てが無効と判断されました。

今回のNo.7,844,915特許は、米カルフォルニア州においてアップルとサムスンが繰り広げている裁判にも関連しており、サムスンに命じられた巨額の賠償額を算定する根拠にもなっています。

アップルは今回の無効判断に対して異議を申し立てることができますが、先行する特許との違いを明確に示す必要があり、覆すのは極めて困難であると見られています。仮にこのまま無効の判断が覆らなければ、賠償額の減額はもちろん、再審理でサムスン有利の判断が下される可能性が出てきました。

一部報道において、スティーブ・ジョブズ特許に関しては「全て一度無効にされる習わしがある」といったことや「あくまでも仮判断」と伝えられていますが、異議申し立ての内容を鑑みると非常に厳しい状況です。数週間後にはスティーブ・ジョブズ特許にも判断が下される予定ですが、アップルの特許戦略に赤信号が灯りつつあります。

[WSJ via MacRumors]

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