半導体大手クアルコムは5日(現地時間)、新型のNFC対応チップを発表しました。従来よりも面積が50%縮小され、消費電力が極めて低いことが特徴です。

アップルはiPhone 5にNFCの搭載を見送りましたが、NFCの搭載を見送る決定を下す直前まで、NFCを搭載したプロトタイプ版を用意していたとの情報が伝えられています。

iPhone 5にNFCが搭載されなかった理由について、同社のシニアVPを務めるフィル・シラー氏は「Passbookを通じて顧客が今日必要とする物を提供している」と答えており、今現在における顧客の要求に対してPassbookというソフトウェアで解決可能であるとの見解を示しています。

確かに、日本では自動販売機までもFeliCaをつかえる環境にありますが、世界的にみればアメリカでさえNFCの店舗決済環境が整っているとは言えない状況です。そのような状況で顧客がNFCを日常生活で頻繁に使うシーンが訪れるのか?というと疑問符が付きます。

もちろんNFCの機能は決済だけに限らず、メールアドレスの交換をはじめとした各種データの送受信なども行えますが、アップルとしてはそれは目玉機能として挙げるには程遠いものであると認識しているようです。

NFCをiPhoneに搭載する条件として「決済環境の構築」「安全性の確保」「チップの小型化」「低消費電力」といった要素があると思われますが、後半2つの障壁が今回の製品で取り払われた可能性があります。

時期的にはiPhone5Sの発売時期と重なりますが、iPhone 5のブラッシュアップ版とも言われるiPhone5SにNFCが搭載されることはあるのでしょうか。

[9to5Mac]