東芝、過去の統計データを利用したHDD故障検知システムを開発

東芝は26日、集計したHDDの読み取りエラー回数や稼働時間などのデータと、故障したHDDのデータを利用して「HDDの故障を事前に検知する技術」を開発したと発表しました。この技術は企業向けノートPCの管理ツール「東芝スマートクライアントマネージャー」の新機能として2013年度に商品化が予定されています。

この技術を開発するにあたり、自社のノートPCに搭載されている「東芝PCヘルスモニタ」から取得したノートPC166万台分のデータと、修理センターから集計した故障HDDデータを活用しているとのことです。そこから得られた膨大なデータを元に、750種類以上にわたるHDD稼働データの特徴を解析し、故障を事前に検知する技術を開発したと発表しました。この技術により、故障が起こりやすい状態が続く期間が予測でき、その期間はバックアップの頻度を増やすなどの対策が可能になるとしています。

既存のHDD故障予測技術には、有名なものにHDDが自ら各種エラーの発生頻度やエラーの数値を記録する、S.M.A.R.T.という技術があります。S.M.A.R.T.の数値を分析し、故障時期を予測しHDDを監視するという管理は今まで行われていましたが、その故障時期の予測は個人や企業、データセンターの経験則に基づくものでした。一方で、グーグルは2007年に「S.M.A.R.T.に基づいた寿命予測は役に立たない」とも発表しています。

今回の東芝の故障時期の予測技術は、自身がHDDメーカーであり、かつ、出荷されたHDDのサポートも行う東芝の膨大なHDDの運用データと実際の故障事例を照らし合わせたシステムですが、従来のS.M.A.R.T.より信頼性の高いシステムになるのか、注目されます。

[東芝公式サイト]

この記事は 塚本直樹様よりネタ投稿・本文原案を頂きました!
ありがとうございます。

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