【医療の現場が変わる】富士通、高齢者ケアクラウドの提供を開始

富士通は23日、在宅医療や介護をITの力でサポートするクラウドサービス「高齢者ケアクラウド(サービス総称:往診先生)」のサービスを順次開始すると発表しました。

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実際に在宅医療の現場を見たことがある方は感じたことがあるかもしれませんが、大勢の医療従事者が常に一緒の場所で、患者の情報共有を円滑に行える病院とは違い、在宅医療は患者の自宅に出向くという性質上、情報共有が病院に比べ円滑に行いづらいことも確かです。わずかでも患者の情報が遅れたばかりに、容態の悪化に気づくのが遅れ、時には最悪の結果を招いてしまうかもしれません。 

そのような在宅医療の状況を変え、在宅医療の質を高めつつ医療従事者の負担を軽減するサービスとして、高齢者ケアクラウドは3種類のサービスが用意されています。

効率的な在宅医療を実現する「在宅医療支援SaaS」

「在宅医療支援SaaS」はカーナビを通じて患者宅まで道案内してくれる「Dr.ナビゲーション機能」や点在する患者宅を効率良く訪問できる「スケジュール名人機能」を備えています。

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また、患者の診断情報や処方記録をデータ化して情報共有できる「訪問シート機能」も備え、タブレット端末でも確認が可能です。

効率よく在宅医療を行うことができ、時間の余裕が生まれれば、患者と話す機会も多くとれ、精神面のサポートもできるかもしれませんし、1人でも多く困っている患者さんの元に駆けつけ、医療を提供することができるかもしれません。

医療従事者の情報共有を最大化する「在宅チームケアSaaS」

「在宅チームケアSaaS」は1人の患者に携わる、医者・看護師・薬剤師・介護士などが離れた場所でもメッセージやスケジュール機能を通じて円滑にコミュニケーションが行えるサービスです。

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訪問した患者の情報を、診断記録だけではなくメッセージ機能を通じ、病院で患者の情報を共有する感覚で、常に最新情報を見ることができるのが魅力です。たった一言のメッセージから患者の容態変化を察知し、救われる患者もいるかもしれません。

24時間365日、患者や家族の連絡に対応「在宅医支援コンタクトセンターサービス」

専門の知識を持った看護師が24時間365日、患者や家族からの問い合わせに対応し、緊急往診の依頼や医療の問い合わせはもちろん、患者に関するささいな相談にも答えてくれるサービスです。

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昼間は仕事があるために患者に関する相談ができない家族からの問い合わせにも、看護師が答えてくれる心強い味方です。 

スマートフォンやタブレット端末が生まれ、大画面の薄型テレビも数年前は数十万円の値段で販売されていましたが、現在は数万円でも購入できるほど技術革新が進んでいます。

しかし、親族が実際に在宅医療を受けている筆者にとって、常に最新の技術が提供されるべき医療の現場ではまだまだ技術革新が進んでいないとも感じます。 

実際に在宅医療の現場をみて、精一杯患者の為に努力を尽くしてくれる医療従事者の方に感謝すると同時に、このようなサービスが世の中に普及し、医療の現場にも技術革新が進むことを筆者も願っています。

[富士通]

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