グリー、一部未成年者への超過課金問題が深刻化。過剰請求額は約5000万円にも

ソーシャルゲームなどの運営で知られる「グリー」による、一部未成年者への超過課金問題についてはガジェット速報でも今月8日にお伝えしていますが(こちらの記事)、その後グリーの内部調査により、過剰請求を行った範囲が大幅に拡大することが判明しました。

gree-001

今月7日の時点でのグリーの発表では、2012年4月26日から9月7日までの約4ヶ月間にフィーチャーフォン向け「GREE」の利用者でクレジットカード決済を設定していた場合に、未成年を対象とした上限額設定が機能せず上限額を超えて決済できる状態にあったとし、その過剰請求の対象となる未成年者の数は733名、過剰請求額は合計2811万4470円としていました。

同社はこの件について「未成年利用者のクレジットカード決済の割合が少なく、影響が軽微であると考えた」としていたために情報の公開や対策が遅れ、利用者やその他の消費者から少なからず対応の悪さを批判されていましたが、さらに調査を進めた結果、新たにフィーチャーフォンだけでなくスマートフォンなどでも複数の設定ミスや不具合などが見つかり今回の発表となりました。

具体的な設定ミスや不具合状況は以下の通りです。

月額コースの上限超過 2012年4月1日より携帯電話会社の利用料と
合算して支払える「キャリア決済」を導入している。

上限超過の不具合は、キャリア決済導入以前の
月額コースに加入していた未成年ユーザーに
おいて発生しており、現在も復旧していない。
不備は2012年4月から継続していた。

グリーでは1月18日時点でも不具合が継続して
いるため、ソフトバンクの未成年ユーザーがGREE
月額コースに加入できないよう申し込みを停止。
さらにGREE月額コースを利用する未成年が
プリペイドカード以外の決済手段を併用できない
よう利用制限も開始。

不具合の原因については、グリー側の設計ミスで
あるとしている。
楽天Edyの上限超過 設定ミスによる過剰請求。発生期間は2012年
4月26日から8月21日の約4カ月。現在は復旧
済み。

未成年ユーザーがフィーチャーフォン向けGREEを
利用し、楽天Edyで仮想通貨「GREEコイン」を購入
した場合に上限額が働かない状態になっていた。
その他の上限超過 未成年ユーザーが複数の決済手段を使った場合に
上限額の設定が動作していなかった。原因は課金
プログラムの設計ミス。不具合は2012年4月26日
から継続しており、2013年1月18日に対応が完了
する見込みとアナウンスしている。

今回の調査により、過剰請求した未成年者の数は当初の733名から7倍以上の5544人となり、過剰請求額も合計4937万170円へ増加しました。

この問題に対し、グリーはGREE内のお知らせ欄で状況を告知し、該当するユーザーにメールで案内するとしています。またグリー広報部では影響を受けるユーザーへの返金措置などの対応を急ぐとしていますが、17日までに実際にやりとりが行われたユーザーの数はわずかに136名に留まっています。

返金対応については1月下旬から順次実施するとしており、これに平行してGREEの運営体制の見直しも図る方針。新たな体制が決まり次第なんらかの形で報告する予定とのことです。

追加調査によって被害状況の大きさが明るみになった今回の件ですが、グリーの公式サイトなどを見ても告知案内の表示は非常に小さく、また告知内容も簡略化されており、ことの重大性を訴えるには程遠いようにも思われます。返金対応のやり方にも批判が出るなど同社の姿勢を問う声も少なくなく、今後は同社の対応や対策が焦点となりそうです。

[ケータイWatch]
[GREE]

ソーシャルシェア

このニュースでディスカッション
  • コメントを投稿する際には「コメントガイドライン」を必ずご覧ください
  • コメントを投稿した際には、コメント機能利用規約(ガイドライン)に同意したものとみなされます
  • 主要ニュースサイトなどの「許可サイト」以外のURLを含む投稿はコメントが保留されます