少々遅れてしまいましたが、アップルは日本時間29日未明にiOS 6.1の配布を開始しました。対応デバイスはiPhone 3GS以降・iPad 2以降・第4世代以降のiPod touchです。

今回リリースノートに記載されているアップデートは以下の通りです。

  • LTEの対応キャリアが増えました
    iPhone向けに36、iPad向けに23のLTE対応キャリアが新たに追加されましたが、日本ではソフトバンクモバイルとKDDIの2社のままです。
  • iTunes Matchに登録してあるメンバーは、iCloudから個別に曲をダウンロードできるようになりました
    前回のマイナーアップデートでひっそりと削除されていました。今回復活しましたが、そもそも日本ではiTunes Matchが開始されていません。
  • Advertise Identifier(広告識別子)をリセットするためのボタンを新規に追加しました
    アップルは、UDID(機器固有の識別コード)をサービスが利用するのを禁止する代わりに、Advertise Identifier(広告識別子)という個人を特定できない「一時的な」識別コードをiOS 6から導入しました。ユーザーはこれをサービスが使うかどうかを選択はできましたが、「一時的な」ものであるにも関わらず消去するオプションがありませんでした。iOS 6.1からはこれを任意に消去できます。

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  • (アメリカ限定・日本のリリースノートには記載なし)Siriから映画の上映時間を調べたあと、「Fandango」を通じてチケットの購入ができるようになりました
    Fandangoはアメリカにあるオンラインチケット販売会社です。日本展開はしていません。

これを見ただけでは日本のユーザーには恩恵のないアップデートばかりに見えますが、ここには書いていない細かい箇所の修正がありました。

最もありがたいのは、メモやブラウザなどで文字を入力していて、画面ロック→ロック解除をした時にクラッシュしなくなったことです。今までこれでイライラしていた方もかなり多かったのではないかと思いますが、やっと解放されます。日本語入力に関するバグがアプリの強制終了を引き起こしていたとされていますが、今回それが修正されたようです。実際に試しましたが、今まで一度も起こっていません。

ついでに、日本語入力の動作自体が軽快になっており、入力はじめなどのもたつきが軽減されたように感じます。日本語入力まわりの修正は非常にありがたいです。

ロック画面でのミュージックコントロールのデザイン変更によって、その部分もiOS 6.0以降のミュージックAppのデザインに統一されました。このように時計が表示されなくなっています。

マップのメニューにおいて「問題を報告」ボタンがかなり大きくなりました。これでスムーズに地図上の間違いを指摘することができます。

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他にも辞書登録単語が正しく呼び出されるようになるなどうれしい修正もなされています。

さらに、VPN接続中に画面ロックをすると高確率でVPNがオフになっていたのが、アップデート以降一度も起きていません。このような地味な改善は気づきにくいですが、些細な不快感を覚えなくて済みます。

Passbookの搭乗券機能にも細かい機能追加がされたとCNETは報じていますが、詳しいことはどこを調べても出てきませんでした。自分でも一通り試したもののトップ画面の説明がカード型の新デザインになったことしか見当たりませんでした。

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その一方、地味に困る人もいるかもしれない修正があります。それはYouTubeなどをブラウザで開いている時、ブラウザを閉じたあとマルチタスクのコントロールからバックグラウンド再生できなくなったことです。ただしブラウザの動画を開いた状態のままロックした場合は、ロック画面のコントロールから再生できます。理由は不明ですが、利用していた人には残念なお知らせです。

他にもシステムやWebkitの脆弱性の修正があり、特に問題のない方は早めにアップデートをする方が良いと思われます。

[CNET Japan]