やっぱりトップは「iPad」?別調査会社の結果ではiPadがトップシェア

以前、ガジェット速報において、BCN発表の2012年の年末商戦動向で「12月のタブレット端末のトップシェアをNexus 7が獲得し、iPadは首位から陥落した」という日本経済新聞の記事をお伝えしたと思いますが、その記事に対して朝日新聞から「Gfkジャパンの調査結果では12月もiPadが首位を維持した」という反論の記事が伝えられています。 

iPad_mini_by_Haljekおさらいをしておくと、BCNが発表した12月度メーカー別シェアにおいて、iPadは40.1%にとどまったのに対してNexus 7は44.4%に急伸、iPadがこれまで2010年の発売以来守ってきた首位の座がついにグーグルのNexus 7によって奪われたとしていました。 

ところが、朝日新聞の記事に書かれたGfKの調査データによると、12月のメーカー別シェアにおいて、iPadはこれまでと変わらず首位を守り抜いたとしているのです。ただし具体的な数字は記載されていません。

この調査結果の相違がなぜ起こったかを簡単に説明しておきます。両社が出している市場動向調査のデータは家電量販店などに設置されているPOS端末から得られたデータを元に集計しています。

今回、日本経済新聞が取材したBCNランキングがどのようなデータを元に調査結果を算出しているのか、同社の公開情報を見ると、2012年10月現在で22社(店舗数ではなく法人数)としています。この中にはアマゾンジャパンやビックカメラ、ソフマップなどの法人名は登場しますが、ヨドバシカメラが含まれていないようです。また、アップル製品といえばお馴染みのアップルストアについても記載がありません。つまりこれら店舗などで売れた製品についてはカウントされていないことになります。ちなみに同社のサイトには店舗数の記載がありませんでしたが、朝日新聞の記事によると店舗数は約2,400店舗となっています。

一方で、今回話題になっているGfKジャパンについては、朝日新聞の記事によると、店舗数約4,000店と書かれているのみで、具体的な法人名についてはホームページなどにも公開されていませんでした。

つまり2社とも公開している情報が異なるため、正確なところは分からないと言うのが正直なところです。もちろんサンプル数だけで言えばGfKジャパンの方が多いのは事実ですが、具体的な法人名がなく、どのような店舗が含まれているかがはっきりしないため、こちらの方が正しいと鵜呑みにするのも危険です。

Nexus-7

ただし、一つだけ言えるのは、これまで盤石だったタブレット市場のiPad一人勝ちの構図がNexus 7の登場により、大分揺らいでいるということです。発売が遅かったため、今回のデータにはほとんど含まれていませんが、アマゾンも低価格タブレット「Kindle Fire HD」を発売していますし、今後さらなる伏兵が現れる可能性も考えられることなどから、2013年のタブレット市場は更に激戦区となっていくことは間違いないでしょう。

[朝日新聞]
[BCNランキングとは]
[BCN、2012年の年末商戦を分析、タブレット端末で波乱]
[昨年12月のスマホシェアはドコモがトップ、iPadはNexus7に敗れる]

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