ICT総研は7日、同社が行った「電車移動中のスマートフォンのつながりやすさ実測調査(関東編)」の結果を発表しました。それによると「受信エリアの広さ」ではauがトップ、「切れにくさ」ではNTTドコモがトップ、「LTE比率」ではソフトバンク・モバイルがトップになったとのことです。 

調査は関東エリア一都六県の11路線における電車内において、総計15時間48分に及ぶ調査を行ったとのことです。期間は2012年12月10日~14日の日中時間帯に行われ、混雑時間帯のデータを取るために山手線では18~19時台にも実施しています。

調査項目については「圏内か否か」「音声通話が維持できているか」を、専用開発されたツールを使って行ったとのことです。使用端末として、ドコモは「Galaxy S3」、auとソフトバンクは「iPhone 5」が用いられました。

まず受信エリアの広さのデータを見ると、auがトップ、2位がドコモ、3位がソフトバンクとなっています。auとドコモは1.2ポイント差で、秒数に直すと約682秒差です。

 

音声通話の維持率ではドコモがトップ、auが2位、ソフトバンクは4位となっています。ドコモとauの差は0.8ポイントで、秒数に直すと446秒です。

 

LTEの接続比率ではすべての路線と夕方の山手線においてソフトバンクがトップでした。 

今回の調査は関東編とされており、関東地方のみの結果ですが、関東に在住する方には興味深いデータといえるかもしれません。

一つ考慮しなくてはならないことは、auの使用端末がiPhone 5であるということです。auのLTE対応Androidは800MHz帯と1.5GHz帯の両方に対応していますが、iPhone 5は2.1GHz帯にしか対応していません。その点で不利な結果になる可能性も考えられます。

参考程度に各キャリアのLTE整備計画を記載しておくと、ドコモは2014年から東名阪エリアにおいて1.5GHz帯を使ったLTEサービスの開始を予定しており、さらに2014年からは、いわゆる “東名阪バンド” である1.7GHz帯を使用したLTEサービスが提供されます。ソフトバンクも2014年から900MHz帯でLTEが使用可能になります。

まだまだ各キャリアともLTEのエリアとスピードを向上させる計画ですので、この調査結果は「現時点の」ランキグと捉えたほうがよさそうです。

[ICT総研 via ITmedia]