パナソニック、「脱テレビ依存宣言」をCES2013で発表へ

共同通信は1日、パナソニックは、今月8日からアメリカ・ラスベガスで開催されるイベント「CES 2013」の基調講演において、『脱テレビ依存』を宣言すると報じています。

「まさにこの時が来たか」といった感じですが、2000年代後半から急激に始まった価格下落と、韓国サムスンやLG電子などとの熾烈な戦いによって、テレビ事業の収益性が著しく悪化していました。それはパナソニックだけではなく、ソニーやシャープなどの日本企業も同様です。

パナソニックは「プラズマテレビ」を主力商品として掲げ、兵庫県尼崎に大規模な工場を建設しましたが、需要の読み誤りと価格下落の二重苦でパナソニック自体の体力を削る結果となってしまいました。2013年3月期の連結最終損益は7650億円と、二年連続の巨額赤字を発表しており、大規模なリストラを行うなどの早急な立て直しを図っています。

かつては “家電の王様” とも称されたテレビですが、もはや一家に一台以上は当たり前。その上、ブラウン管時代と同等の水準まで価格が下落しており、パナソニック規模の会社が製造まで手掛ける時代ではなくなってしまいました。

今回はあくまでも「依存からの脱却」を掲げるとみられており、今後もテレビ商品の販売は続けられるものと思われますが、テレビを主軸として「ビデオカメラ」「レコーダー」「音響」などの包括的な売り込み商法に変化があるのか注目されます。

また、ソニーと共に次世代規格「4k」を強力に推し進める “盟友パナソニック” が不在になる可能性も僅かながら存在しており、場合によっては映画業界におけるフォーマット戦争(撮影~編集~セルメディアへの落とし込み or デジタル送出)でも競争力が低下しないか心配してしまうとことです。左記については杞憂ではあると思いますが…。

今後、パナソニックがどのような戦略で事業を進めていくのか注意深く見守りたいと思います。

[47NEWS]

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