SiriはAndroidに搭載予定の音声アシスタントだった?

ニュースサイトHuffington PostはiOSの音声アシスタントSiriについての特集の中で、Siriが米アップルに買収されるまでAndroid端末に搭載する予定で契約が交わされていたと明らかにしています。

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Siriに「あなたはどこで生まれたの?」と質問すると、恐らく「私、Siriは、カリフォルニア州のアップルにより設計されました。」と答えてくれると思いますが、どうやらこの答えは半分もあっていないようです。

Huffington Postによると、Siriは、2009年の秋に全Android端末へSiriを搭載することを目的に米大手通信会社のVerizonと契約を交わしていたということです。アップルによる米新興企業Siriの買収は2010年の春のことでしたから、アップルよりも先にVerizonがSiriと契約を交わしていたことになります。

そもそもSiriの “正体” とはなんなのでしょうか?

Siriの大元をたどると、米国国防高等研究計画局のあるプロジェクトに行き着きます。そのプロジェクトとは、米国国家を挙げた大規模な人工知能の開発で、2003年に始まり巨額の資金が投じられたといいます。

このプロジェクトが進行中の2007年、Dag Kittlaus氏という人物がにSiriという会社を立ち上げ、プロジェクトの開発技術を注いで音声アシスタントを作り上げたということです。そして、2009年の秋、SiriはVerizonと契約を交わしました。この契約が今後のAndroid端末の全てにデフォルトアプリとしてSiriを搭載するというものでした。

実は2010年2月にSiriはApp Storeにも無償アプリ「Siri Assistant」を公開していました。アップルはこの音声アシスタントSiriに可能性を見い出し、2010年の4月末にSiriの買収を決断。それに伴ってAndroidにSiriを搭載する話は無くなっていったということです。

Siriについては、2011年にその大元となるこの大規模な人工知能開発プロジェクトがあったとが報道されましたが、今回新たに「当初はAndroid端末にSiriを搭載予定であった」ことが分かりました。

今やiOSを代表する機能となった音声アシスタントのSiriですが、その登場までの背景にはこんな複雑なプロセスがあったようです。

[Huffington Post via techradar]
[CNET Japan]

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