ロモグラフィー、スマートフォン用フィルムスキャナ「Smartphone Film Scanner」の製造を開始。出資者も募集中

今や銀塩カメラとそのフィルムは懐古的なカメラファンの趣味の道具、トイカメラファンのアート素材、もしくはプロ御用達アイテムとなりつつありますが、そんな銀塩フィルムの資産をデジタル保存するためのツールに新たな選択肢が加わりました。

オーストリアを本拠地とするカメラメーカー、ロモグラーフィシェ株式会社、通称「ロモグラフィー」は22日、スマートフォンのカメラ機能を使って35mmフィルムをスキャンする、その名も全くひねりのないドストレートなネーミングの「Smartphone Film Scanner」の製造を開始すると発表しました。

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Smartphone Film Scannerの原理は非常に簡単で、照明付きのスキャンケースにフィルムを挟み、その上からスマートフォンのカメラを置いて撮影するというもの。原理を言われてしまうと『なんだ、そんな単純な仕組みか』と思われますが、それを実現してこそガジェットには価値が生まれるというもの。

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Smartphone Film Scannerで使えるスマートフォンは、iPhoneからAndroid端末まで様々。スマートフォンのサイズとカメラ位置に合わせて台を移動・固定することができるため、かなり多くの端末に対応します。

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撮影には専用のアプリケーションを使用します。本体は単3乾電池2本で駆動し、全ての35mmフィルム(リバーサルフィルム、カラーネガフィルム、白黒フィルム)に対応。フィルム送りが手動であるところなども、ガジェットマニアの心をくすぐるアナログ感です。

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現在ロモグラフィーはこのSmartphone Film Scannerの製造に際し、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」を利用してその製造に掛かる資金の出資を呼びかけています。目標総額は100万円。

出資額に応じた特典も用意されており、1,000円の支援ならロモグラフィーカメラのミニチュアキーチェーン、8,000円の支援ではSmartphone Film Scannerの早期お届けと特大ロゴステッカー、ポスター、ロゴストラップの非売品3点セットのプレゼント、さらに15万円の支援では5泊のウィーン旅行やロモグラフィー本社へのご招待などがあります。出資の募集期間は1月22日~2月12日まで。

ちなみにロモグラフィーはCAMPFIREに先駆けて米国のクラウドファンディングサービス「Kickstarter」で出資を募った段階で、すでに17万4,606ドルの支援を得ているとのこと。

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ロモのトイカメラが大好きな筆者的にはミニチュアキーチェーンがもらえるなら1,000円くらい出資してみようかな?などと考えていたりもしますが、デジタルガジェットに慣れ親しんだ昨今の若い世代には、こういったフィルムスキャナはどのように見えるでしょうか。

フィルムスキャナというと、専用のスキャナかフラットヘッドスキャナにアダプタを取り付けてPCに取り込む、というイメージがありますが、敢えて画質的に不利なスマートフォンで取り込んでみようというあたりにトイカメラを手掛ける同社の遊び心を感じます。

スマートフォンのトイカメラアプリを使って写真を撮るのも悪くはないですが、たまにはこういうアナログなガジェットで手間隙掛けてみるのも面白いかもしれません。

[デジカメWatch]
[CAMPFIRE]

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