「Ubuntu」にスマートフォン版OS登場、開発者向けサイトも提供開始

PC向けの無料OSとして知られる「Ubuntu」を開発するCanonical社は2日(現地時間)、新たにスマートフォン向けのOS「Ubuntu Phone OS」を開発したと発表しました。

経由元である「TechWave.jp」によると、Ubuntu Phone OSはx86アーキテクチャ及びARMアーキテクチャのプロセッサで動作し、Android OSに対応するハードであれば導入可能であるとしています。

Ubuntu Phone OSの特徴は、スマートフォンとPCのどちらでも利用出来るハイブリッドOSである点です。既にこのスマートフォン&PCハイブリッドの環境を整える端末「supurmobile」も開発されており、端末をドックステーションに接続する事でPC環境を構築することができます。

スマートフォン&PCハイブリッドの環境を構築する必要十分な端末スペックとしては、クアッドコアのARM Cortex-A9もしくはIntel Atomプロセッサ、1GB以上のRAM、32GB以上のeMMC+SDカードなどを挙げており、これらの環境があればメールの利用やインターネットの閲覧といった作業が行えるとしています。

アプリケーションの開発環境はネイティブ/HTML5に対応し、スマートフォンとPCでの相互利用もシームレスに行えるようになるとのこと。早くも「Go Mobile」という開発者向けサイトも開設し提供を開始しています。

Ubuntu及びCanonical社の創設者であるMark Shuttleworth氏は、2011年の基調講演の際に「4年後までにUbuntuユーザーを2億人にする」という目標を掲げており、今回のUbuntu Phone OSの開発もその普及を後押しするためのものと思われます。

詳しくはキーノート動画にてOSの解説とアプリの開発環境などが述べられていますが、タッチインターフェイスに対応したOSとFirefox、Skype、Facebook、Twitter、Evernoteといった日本でもお馴染みのアプリケーション、更にそれらの中で利用出来るコンテンツなど、かなり具体的な内容にも言及しています。

スマートフォン用OSの市場は今やレッドオーシャンであり、Android OSとiOSの二強を中心にその他のOSが皆弱といった状況にあります。「Windows」シリーズで圧倒的なPC向けOSシェアを誇るMicrosoftでさえモバイル分野では大きく差を開けられ苦境に立たされている中、Ubuntu Phone OSがどこまでシェアを勝ち取れるのか、また広く人々に認知されることができるのか、高い注目が集まります。

Ubuntu Phone OSについての更に詳しい情報は、来週アメリカ・ラスベガスで開催される「CES2013」や、2月にスペイン・バルセロナで開催される「MOBILE World Congress 2013」にて発表される予定です。

[ Ubuntu via TechWave.jp ]
[ Go Mobile ]

2012/1/3 17:51 GMT+9 管理人
本文中の対応プロセッサに「AMD」とありましたが、「ARM」であると思われます。お詫び致しますとともに訂正いたします。

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