米アップルの「iWatch」開発は本当? ―iPhone・iPad・iTVの噂のまとめ&検証

アップル製品については毎日のように噂が絶えませんが、これまでに伝えられてきた情報の信憑性についてはあまり語られてきませんでした。 

そこで今回は、ウェブサイト「iMore」のリッチー氏の情報を元に、iWatchからiPhone5S・iPad・iTVなどの噂について信頼度を交えながらまとめてご紹介したいと思います。

まず、リッチー氏について紹介しておきます。iMoreの編集長であるリッチー氏は過去に何度もアップルの噂を的中させており、信頼できる情報筋からの情報として紹介される人物の一人です。昨年は、iOSデバイスのドックコネクタがLightningに変わることを初めて伝え、「iPad 3」や「iPhone 5」のメディアイベントの日程もピタリと的中させています。

iWatch

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まず、これまでに浮上してきたiWatchの噂・情報を挙げていきます。

  • インテルと共同開発をしている
  • Foxconnも開発に加わっている
  • iOSを搭載する
  • Siriを搭載する
  • NFCを搭載する
  • 湾曲したガラスを採用する
  • 開発者は100人に達している

これらの情報はこの1週間ほどで数多く伝えられてきており、NYタイムズやウォールストリートジャーナルなどの大手も含めて “iWatchの情報合戦” が過熱しています。 

リッチー氏によると、これらの噂に真偽については定かではありませんが、iWatchの開発が進んでいるのは確かな情報であるとしています。

ここ最近の報道の過熱ぶりを考えても、アップルがiWatchの開発を進めていることはほぼ間違いないようです。

また、NYタイムズが匿名を約束した上でアップル内部から情報を得たことと、アップルが今年1月にガラスを曲げる特許を取得していることなどから、iWatchに湾曲ガラスが採用されることも可能性が高いとみられています。

iTV

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まずはこれまでのiTVの噂・情報を挙げていきます。 

  • 昨年12月、米NBC TVのインタビューに対してクックCEOが、アップルの次なる大きな製品はTVに関連したものであることを示唆している
  • シャープや鴻海精密工業と共同開発をしている
  • Siriによる音声コントロール機能を搭載している
  • FaceTimeを搭載している
  • 有機ELディスプレを搭載する(今月LGから研究者を引き抜いたとの報道から)
  • 動画配信サービスの提供する
  • 昨年のクリスマスまでに発売される(実現されず・・・)
  • 2013年のホリデーシーズンに発売される
  • 2014年まで発売されないとの情報もある
  • 最新の情報では今年の9月または10月の発売
  • 今年3月の「Apple TV」のメディアイベント(噂)の際にiTVのSDK(ソフトウェア開発キット)を配布する
  • 42インチ~55インチで発売される
  • 46インチ~55インチとの情報もある
  • 価格は1500ドル~2000ドル(約13万5000円~18万円)
  • 最新の情報では1500ドル(約13万5000千円)としている

iTVに関しては、昨年から度々報道されてきました。昨年に発売するとの噂もありましたが実現には至りませんでした。クックCEOのTVインタビューや今年の秋に発売されるとの情報などからiTVに対しての期待が高まってきています。

リッチー氏はこれらの噂について、「アップルでiTVの開発がなければここまで情報がでることはない」との短いコメントを残しており、iTVの開発についても実質的に認めています。クックCEOのiTVを示唆するような発言からも今年中の発売は十分にあり得ると思います。

iPhone5S

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iPhone5Sについても、まずはこれまでの噂・情報を挙げていきます。

  • NFCを搭載する
  • 指紋認証機能を搭載する
  • 12Mピクセルのカメラを搭載する
  • フラッシュ部分が大きくなる
  • 解像度が2272×1280かそれ以上のスーパーHDディスプレイ(Retina Plus)を採用する
  • IGZOパネルを搭載する
  • 6~8色のカラーバリエーションが展開される
  • ストレージ容量128GBのモデルが登場する
  • プロトタイプのコードネームは2つあり、「N51」や「N53」と呼ばれている
  • 今年上半期中に発売する(6月頃の発売説が多い)
  • 3月下旬~4月に発表・リリースとの情報もある(日本のキャリアからのリーク)
  • 3月に本格的な生産が始まるとの情報もある
  • 廉価版iPhoneと同時期に発売する
  • iPhone 5に続きインセル型タッチパネルを続投する(アップルは特許を取得している)
  • 感度が改善された新しいタッチパネル技術「Touch on Display」が採用される
  • NTT ドコモがiPhone 5Sを導入する

iPhone5Sの噂はiPhone 5の発売直後から数多く浮上しており、リリース時期が早まるとの情報が多く伝えられています。

リッチー氏は、iPhone5Sについて、「前世代iPhoneの内部スペックアップ版を意味するこれまでの “S” 付きiPhoneとは異なる」としています。これはもしかすると、噂されているカラー展開を意味しているのかもしれません。もしくは、リリース時期がずれることにより “S” の意味が変化することを示している可能性もあります。

また、同氏は「廉価版や大画面のiPhoneの噂があるが、この内、アップルの2013年の主要製品はiPhone5Sになる」としています。

廉価版iPhone

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それでは、これまでの噂・情報を挙げていきます。

  • 新興市場向けに開発されている(中国向けとの情報も)
  • 提供キャリアにはチャイナモバイルも加わる(クックCEOが提携を協議したとの報道がある)
  • CPUにはクアルコムのSnapdragonを採用する
  • 4インチスクリーンを採用する(正面はiPhone 5に似ている)
  • 第5世代iPod touchのようなボトムデザインを採用する
  • iPod classicに似たフォルムをしている
  • 解像度は1136×640
  • Gorilla Glassを採用する
  • iPhone 5のようなカメラとフラッシュを搭載する
  • ポリカーボネート製ボディになる
  • プラスチックと金属のハイブリッド素材を利用し、スケルトンボディになるとの情報も
  • 今年後半に発売する
  • 最新の情報ではiPhone 5Sと同時期に発売するとしている
  • 価格は99ドル~149ドル(約8910円~13410円)
  • 70ドル(約6300円)との情報も
  • アップルの幹部フィル・シラー氏が廉価版iPhoneの存在を否定したとの報道が出る(後に正確性に問題があるとしてロイターが記事を削除している)

廉価版iPhoneの噂はiPhone 5が発表された頃から多く出始め、クックCEOがチャイナモバイルの会長と提携を協議したなどの報道から、アップルが中国市場に向けて廉価版iPhoneを開発中であるとの情報の信憑性が高まってきています。

リッチー氏は、アップルは何年も新興市場向けに廉価版iPhoneについて検討を繰り返してきたとしており、新しく作るのではなく、前世代のiPhoneの価格を下げることでその代わりとしてきたとしています。 

また、新興市場のキャリアとアップルとの間で、iPhone 5の価格をめぐる契約上の問題が起きていたともしており、規模の大きい新興市場でiPhoneを販売するために戦略を変更し、廉価版iPhoneの開発に踏み切ったとしています。

さらにリッチー氏は、iPhone5Sの開発はうまくいっているようであると伝えています。

廉価版iPhoneについてはその存在を否定する報道もありましたが、どうやら開発は噂通り進んでいるようです。

「iPhone Plus(Math)」

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今年は “Phablet” サイズのiPhoneについての噂も浮上しています。このPhabletサイズのiPhoneは「iPhone Math」や「iPhone Plus」と呼ばれていますが、信頼できる情報筋として知られるiLoungeのHorwitz氏はiPhone Mathの存在を否定しており、どこかの情報発信者がiPhone Plusと間違えたものであるとしています。以下、iPhone Plusと表記してお伝えします。 

それでは、iPhone Plusについての噂を挙げていきます。

  • “Phablet” に対抗して開発が進められている
  • 4.8インチディスプレイを搭載する
  • 4.7インチまたは4.94インチとする情報もある
  • 8Mピクセルのカメラを搭載する
  • 最新の情報では12Mピクセルのカメラを搭載としている
  • iPod touchのようなカラー展開になる
  • 初期のプロトタイプ段階であり、リリースされるかは不明
  • 6月に発売するとの情報もある

iPhone Plusについては、情報が少なく、Android端末の画面サイズ多様化を受け、アップルも大画面のiPhoneを開発していると伝えられています。

また、先に紹介したHorwitz氏がiPhone Plusの存在について初期のプロトタイプであり、リリースされるかどうかも判断される段階ではないことを指摘しています。リッチー氏もiPhone Plusについてはまだプロトタイプの段階であるとしています。

これらの情報から、今年中のiPhone Plusの発表は期待できないようです。

第5世代iPad

iPad5

それでは、次期iPad(以下、iPad 5)の噂・情報を挙げていきます。

  • iPad miniのような狭額縁デザインを採用している
  • 現行のiPadからiPad miniのようなデザインとなり、薄型化小型化に伴って軽量化する
  • iPad miniと同じ薄型タッチスクリーン「G/F2(DITO)」を採用する
  • シャープのIGZOパネルを採用する
  • LG製の酸化半導体液晶を採用するとの情報もある(IGZOは酸化半導体の代表例である)
  • LG製とシャープ製の両方のパネルを採用するとの情報もある
  • 春にリリースされる
  • 今年3月のリリースとの情報もある
  • 最新の情報では今年9月〜10月のリリースとしている
  • コードネームは「J72」

iPad 5の情報としては、iPad miniのようなデザインになることが多く伝えられています。また、この薄型化・小型化するデザインからバッテリー消費が少ないIGZOなどのパネルが採用されるだろうとの見方が強まっています。

リッチー氏も、iPad 5はiPad miniのようなデザインになるとしており、バッテリー消費について懸念を示し、LEDバックライトやチップセット、ディスプレイの改良により、バッテリー消費を抑えることになるとしています。発売時期につてはコメントをしていません。

これらの情報から、iPad 5のデザインが刷新されるのはほぼ確実なようです。シャープのIGZOパネルなどが採用されるかどうかが気になるところです。

第2世代iPad mini

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まずは、第2世代iPad mini(以下、iPad mini 2)の噂・情報について挙げていきます。

  • 解像度2048×1536のRetinaディスプレイを採用する
  • IGZOパネルを採用する
  • デザインは変わらない
  • 既にRetinaディスプレイの試験生産がAUOで開始されている
  • コードネームは「J85」
  • 今年3月にリリースする
  • 最新の情報では今年10月のリリースとしている

iPad mini 2についての情報はあまり多く出回っておらず、Retinaディスプレイを採用するとの情報がほとんどです。

リッチー氏も、iPad mini 2にはRetinaディスプレイが採用されるとしており、iPad 5と同様、バッテリーの消費を懸念を示し、LEDバックライトやチップセット、ディスプレイの改良などによりバッテリー消費をカバーすることになるとしています。これらのことを考慮すると、iPad mini 2についてもiPad 5と同様の改良が施されるようです。

[iMore]

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