クックCEO「Androidはその成功を最大限活かしきれていない」と指摘

Apple Insiderは27日(現地時間)、米アップルのクックCEOが株主総会で株主らに語った話として、Androidに対する同氏の考えを伝えています。

12.05.24-Cook

クックCEOは、27日に行われた株主総会で株主からのいくつかの質問に答え、今後の同社の方針について話しました。

質疑の中で出た「Androidの急成長について、どう対抗していくのか」との質問に対して、クックCEOは「Androidはその成功を最大限活かしきれていない」と答え、Androidとアップルの製品に対する考えを示しました。

アップルに対してはこれまで、「Galaxy Note」などの大画面スマホや低価格帯のAndroidなどに対抗して、「iPhoneの大画面化」や「廉価版」などのラインナップを拡充するべきだとの指摘が多くなされてきましたが、クックCEOはこれらを一蹴し「アップルはある特定のカテゴリのほとんどの製品を作ることができたが、そうすることはアップルにとっていいことではなかった」と答え、これまでの経営に自信をみせました。

また、アップルがiPhoneのような製品で高い利益率を維持することに注力してきた経歴から、一部の投資家らからはアップルの現在の市場シェアに不安を抱く声もありました。

iPhone-5確かに、携帯電話端末全体での販売台数では、サムスンがアップルを超えて市場でトップに立っています。しかし利益面で見てみると、シェアの通りにはなっておらず、アップルが携帯電話端末産業全体の収益の約69%を得てトップに立っているといいます。

クックCEOは「iOSのモバイルプラットフォームの割合はタブレットの方が高く、その数は圧倒的にAndroidのタブレットよりも多い」と話し、AndroidとiOSのスマートフォンとタブレットの比率についても強調しました。Androidはスマートフォン市場において、爆発的に成長し続けてきましたが、タブレット市場に目を向けてみると「iPad」がその市場を独占しており、スマートフォン市場と同じ成功を収めることはできていません。

Androidは価格帯や画面サイズ、機能などバリエーション豊富な端末をリリースすることで、スマートフォン市場のシェアでトップを勝ち取ることができましたが、アップルは端末の種類を絞ることで高い利益率を維持し続けることができたと考えられます。

廉価版iPhoneや大画面iPhoneなどの噂が多く見受けられていますが、これらのリリースがあった場合、アップルにとって吉となるのでしょうか。

[Apple Insider]

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