「CP+2013」取材レポート。気になる端末・ガジェットは?【スマートフォン&トイカメラ編】

1月31日より、横浜・みなとみらい地区にあるパシフィコ横浜にて、カメラと写真・映像の情報発信イベント「CP+2013」が開催されています。

前回の筆者のエントリーでは「最新機種編」として各カメラメーカーの最新端末をご紹介しましたが、今回は少々趣向を変え、スマートフォン向けの周辺機器やデジタルトイカメラなどを少しご紹介したいと思います。

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ケンコー・トキナー:Clip stand

まずはコンパクトデジタルカメラや携帯電話・スマートフォン関連の周辺機器では老舗である「ケンコー・トキナー」のブースより、携帯電話を様々な場所に固定出来るマルチアングルタイプのクリップ式三脚のご紹介です。

TwitterやFacebookといったSNSが隆盛を極める中で、スマートフォンやフィーチャーフォンによるカメラ撮影はもはや日常のものとなりました。しかしこれらの端末を固定するための三脚というと、案外選択肢が少ないのも事実です。

このClip standはテーブルなどに置いた状態での撮影はもちろんのこと、板状のモノであればどこにでもクリップして設置できるのが大きな特徴です。

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このClip standの面白いところは、本体を分解・変形させることによってコンパクトに収納が可能であるという点です。

携帯電話を挟むクリップ部やそれを支える支柱の接合部は全て1/4インチの通称「細ネジ」に統一されており、ネジを外すことでバラバラに分解できます。分解した各パーツは本体底面に折り畳んで収納することが可能で、非常にコンパクトに持ち歩くことができます。

常に携帯する携帯電話の周辺機器だからこそ、こういった工夫がとても光ります。

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携帯電話の保持力や装着した際の安定感も高く、多少無茶な角度にしても倒れるようなことがありません。また携帯電話を固定するクリップ部は縦にも横にも取り付けられ、端末の機種も選ばないため非常に多くの携帯電話に対応できます。

現在はまだ発売未定となっており、参考出品での展示でしたが、メーカー側は製品化に向けて精力的にアピールしていきたいとのこと。既にカラーバリエーションなども検討されており、カラフルでカジュアルなイメージのモデルもラインナップされるようです。

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マンフロット:KLYP

三脚やカメラ用バッグなどで有名なマンフロットからは、iPhoneシリーズ向けの撮影支援キット「KLYP」の展示がありました。

KLYPは単なるiPhone用三脚というだけではなく、巨大なLEDライトまで装備した本格的な撮影用キットです。構造としてはiPhone本体にLEDライトや専用の三脚用のハードポイントを備えたジャケットケースを取り付け、そこに三脚とLEDライトを自由な位置で取り付けて撮影をするというもの。

現在はiPhone 4/4S用のジャケットケースが発売されていますが、5月頃の発売を目指して、現在、iPhone 5用のジャケットケースも製作中とのこと。

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現在ラインナップされているのは、iPhone 4/4S用のジャケットケースと三脚用アタッチメントがセットになった「MCKLYP0」、MCKLYP0に24灯の大型LEDライト(ML240-1)がセットになった「MKLKLYP0」、MKLKLYP0に専用三脚(MP1-C01)がセットになった「MKPLKYLP0」、MCKLYP0に12灯の小型LEDライト(ML120-1)がセットになった「MKL120KLYP0」、MKL120KLYP0に専用三脚がセットになった「MKPL120KLYP0」の5種類。

新規で開発しているのはiPhone 5用のジャケットケース部のみで、それ以外のキットに関しては従来品をそのまま利用可能。LEDライトや専用三脚もそれぞれ単体で購入することができるため、自分の用途に合わせて自由に装備を拡張していくことが可能です。

KLYPの充実した装備を間近で見ると、iPhone(スマートフォン)が既に本格的なカメラとして認知されつつあることを実感します。先月もTV局がiPhone 5のみを使用して撮影を行ったドラマを放映して話題となりましたが、カメラ業界としてもスマートフォン(携帯電話)のカメラ機能は無視できない領域に来ているという証拠かもしれません。

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BONZART:AMPEL、Lit

カメラ業界を牽引する巨大メーカーがひしめき合う中で、ひっそりと、しかし存在感を持って人だかりを作っていたブースがありました。それが「BONZART(ボンザート)」です。

ボンザートはカメラショップ「BONZ(ボンズ)」を運営する株式会社グローバル・DCが手掛けるカメラブランドです。その製品はいわゆる「トイカメラ」に分類されるもので、画質や性能よりも、個性的な写真を求める層をターゲットとした安価な商品が中心です。

今回展示されていたのは、昨年7月に発売された2眼カメラ「AMPEL(アンペル)」と、昨年10月に発売された手のひらサイズの超小型トイカメラ「Lit(リト)」です。

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アンペルはノスタルジックな雰囲気と現代風のスタイリッシュさを併せ持った2眼カメラ。その昔ローライフレックスなどの2眼レフ銀塩カメラがありましたが、撮影スタイルはまさにそのまま。本体上部の蓋を開くと中にファインダー代わりの液晶モニターが設置してあり、上から覗き込むようにして撮影します。

2眼になっているのもただの飾りではなく、赤いベゼルリングの上部レンズは通常の撮影を、緑のベゼルリングの下部レンズはミニチュア撮影風の画作りが可能なチルトレンズとなっています。

2つのレンズは本体前面のレンズボタンで切り替えが可能。撮影される写真も一般的な4:3の比率と、2眼レフカメラのような1:1の正方形比率を選択できます。

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カメラとしての性能は最小限。1/3.2インチの約500万画素CMOSを採用し、レンズはF2.8の単焦点レンズでデジタルズーム付き。HDサイズの動画撮影も可能です。ベゼルリングの部分が金属製であるため、別売りのコンバージョンレンズなども取り付けられます。

お世辞にも画質が良いとは言えませんが、そこがトイカメラの味でもあり楽しむべきポイントです。トイカメラでしか撮れない世界というものがあり、それをどう自分なりにアレンジしていくのかがトイカメラの醍醐味でもあります。

そしてもう1つのトイカメラがリトです。こちらは手のひらサイズというよりも「指先サイズ」と表現した方が似合いそうなほど小さなカメラです。

リトの素晴らしい点は、超極小サイズのボディにちゃんと液晶モニターが付いているということ。画質は酷く「何が写っているかひとまず確認できる」という程度のものですが、このモニターのおかげで正確に被写体を捉えることができますし、様々な設定も可能になっています。

撮像素子は約30万画素のCMOSセンサー。たった30万画素……とお思いの方もいらっしゃると思いますが、これで2048×1536ピクセルの写真が撮影できてしまうのだからあなどれません。VGAサイズまでですが、動画まで撮影できてしまいます。

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当然ながら、その画質は「油絵」のような不思議なもの。一言で酷い画質だと言ってしまえばそれで終わりですが、その不思議な画作りに魅せられる人は少なくありません。

デジタル写真が “真を写す” ほどに高性能化した今の時代だからこそ、デジタルカメラでアナログ的な作風を目指してみるのも面白いと思います。

ちなみにこのリト、これだけ小さいのにちゃんと三脚が使えます。立派に「カメラ」してますね♪

以上、CP+2013で見つけたスマートフォン(携帯電話)の周辺機器とトイカメラでした。

2回にわたってCP+2013の取材レポートを書かせていただきましたが、取り上げたカメラや企業ブースはほんの一部です。この他にも大手カメラメーカーやその周辺機器を取り扱うメーカーがたくさんブースを出展しています。

CP+2013の開催日程は本日2月3日(日)まで。最新のカメラ事情やその周辺機器に興味がある方は、是非足を運んでみて下さい。

[CP+2013]

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