サムスンはAndroidを処刑する ―Androidの父語る

Android OSの生みの親であり現在グーグルの技術部副社長を務めるAndy Rubin氏はMWC 2013にて、「Androidを利用したサムスンの成功はAndroidのためにならず、むしろAndroidを処刑する(死に追いやる)だろう」と語りました。

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Rubin氏は米アップルで働いた後、様々な経歴を経て2003年にAndroid社を設立し、その後Android社がグーグルに買収されるのと同時にグーグルに籍を移しました。同氏はその功績から「Androidの父」と呼ばれています。

同氏は「一つの大きな会社(サムスン)が大きな成功を収めているが、それは(Androidに対する)処刑にすぎない。それはAndroidのためにならない」と語りました。そして「もし別のメーカーがサムスンのように成功しようと思ったら、サムスンとは違う方法を取らなければならない。つまり、他のAndroidスマートフォンメーカーはサムスンとの差を埋めるためにグーグルに頼ることはできないということだ」と語りました。

example-appsまた同氏はMozillaの「Firefox OS」についても語り、「Firefox OSはAndroid端末が普及できない地域へインターネットを届ける手助けをするだろう」とも語りました。

日本の感覚だとわかりにくいと思いますが、Android OSの要求するスペックを満たすスマートフォンは発展途上国にとって高価であり、その他のOSに頼らざるを得ません。同氏は「それらの地域に住む人がインターネットにアクセスすることはグーグルの利益にもつながる」と語っています。

彼は最後に「Firefox OSには友情を感じているよ。オープンソースは好きだし、競争もまたいい。私達がAndroid OSを作ったのは他にオープンソースのモバイル向けOSが無かったからだ」と語りました。

スマートフォン市場は完全にサムスンとアップルが利益を支配しており、2012年には両社は合わせてスマートフォン市場全体の103%もの利益を占めています(100%を超えているのはノキアとモトローラ、ソニーが赤字のため)。サムスンは自社の技術力と資本を総力で投入し自力でシェアと利益を勝ち取ったものの、それが結果としてグーグルの警戒の対象となってしまうのは非常に皮肉な状況といえるでしょう。

[PhoneArena]

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naoki112104850184

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