MMD研究所は、「電子書籍を読んでいない人」を対象に電子書籍に対する意識調査の結果を発表しています。その結果からは、電子書籍に興味のあるユーザーが約3割程度に留まることが明らかになりました。 

対象者は、事前調査にて「現在電子書籍を読んでいない」と回答した人(244人)と、「試しに電子書籍を読んでみた程度」と回答した人(125人)をまとめて「電子書籍を読んでいない人」(369人)としています。

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調査では、全体の64.3%の人が電子書籍に関して、「利用したくない」「やや利用してみたい」「どちらでもない」と回答。一方、電子書籍を「利用したい」「やや利用してみたい」みたいと回答したのは35.7%。今現在、電子書籍を利用していない層は電子書籍に魅力を感じないという人が調査で半数を超える結果になりました。

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次に、「電子書籍を読んだことがない人」(224人)を対象に、電子書籍を読んだことがない理由を調査。全体の半分の人が「電子書籍を読める端末を持っていないから」と回答し、次いで「電子書籍は読みづらそうだから」と27.9%の人が回答しました。

Amazonの電子書籍端末「Kindle」や、楽天の「kobo」などが比較的安価に入手できる状況にありますが、端末を極めて安価に提供するなどといったキャンペーンが必要かもしれません。

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だだし、「電子書籍を読んでみたい」と回答した132人から、電子書籍を読んでみたい端末を調べた結果、KindleやKoboといった電子書籍リーダーの26.5%よりも、スマートフォン(45.5%)やタブレット端末(53.0%)で読んでみたいという回答をした人が多い結果となりました。

電子書籍端末よりもタブレット端末・スマートフォンで電子書籍を読んでみたいという人が多いのは意外な結果かもしれません。スマートフォンやタブレット端末が急速に普及している現在、あえて書籍のために専用端末を所有したいと思う層は決して多くはないようです。

E-ink端末はバックライトを使用していないので「目に優しい・目が疲れない」などといった利点がありますが、そういった違いを体感できる機会が少ないことも原因の1つとして考えられます。 

この結果を踏まえるならば、マルチプラットフォームで電子書籍を利用できる環境をコンテンツプロバイダーが作っていく必要性がありそうです。

[MMD研究所]