NexusOne、宇宙へ ―スマホが人工衛星の頭脳に

英サリー大学の、スマートフォンを制御部として採用している超小型衛星が、今月25日に世界で初めて打ち上げられます。

satellite-nexus1

今回打ち上げられる衛星は「STRaND-1」という衛星で、改良を施していない市販状態のNexus Oneを制御部として採用しています。このような衛星は前例がなく、このStrand-1が世界で初めてになります。また、今回のプロジェクトにおいてNexus Oneは衛星のメインコンピュータ制御の他にも地球の撮影を担当する予定であるとのことです。

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今回の打ち上げの主な目的は、高性能のスマートフォンが衛星を問題なく制御できるかどうかを調べることにあります。一般的に、人工衛星は宇宙線防護やシステムの安全対策のために高価な電子部品を大量に積載している関係で開発に膨大なコストがかかっており、同大学のVaios Lappas教授によると、その費用は1kgあたり約300~400万円にものぼるとのことです。

今回の打ち上げ実験で、もしNexus Oneのようなスマートフォンが宇宙でも使用可能であることが実証されれば、これまではコスト面から宇宙分野に参加できなかった人や企業に対して宇宙開発の門戸を開くことができるとしています。

一方で、このようなナノサテライト(重量10kg以下の超小型衛星)の打ち上げには、ロケットの余剰ペイロードを利用して大型衛星に相乗りする形で打ち上げられるため、打ち上げ時期や投入軌道といった点で制約がかかってしまう問題があります。NASAも同様のプロジェクトを進行していますが、今後このような超小型衛星が発展してゆくためには、専用の打ち上げシステム構築が急務となっています。

[STRaND-1]
[THE VERGE]
[参考: ASCII.JP]

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