Outlook.com、正式サービス開始 ―Hotmailアドレスも継続利用可能

マイクロソフトは18日(現地時間)、同社の新しいWebメールサービス「Outlook.com」の正式サービスを開始しました。

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同サービスはWindows 8などに採用されている「Modern UI」を意識したシンプルなデザインが特徴で、昨年7月末にプレビュー版を公開し、新規ユーザーを募っていました。ユーザーは爆発的に増えており、プレビュー期間を行っていた半年間で6000万人、正式公開してから12時間の間に150万のアクティブユーザーを獲得したとしています。

従来のHotmail利用者は、夏までに順次この新しいUIに移行していくことになりますが、ドメインを「@hotmail.com」などから「@outlook.com」に変更するかどうかは自由であり、また今までのデータもすべて引き継がれるとのことです。

また、Gmailのような他社のアドレスを使ってOutlook.comのサービスを利用することも出来ますので、気になった方は一度試してみるのはいかがでしょうか。

Outlook.comの利点

シンプルなデザイン
Modern UI風のシンプルなデザインとなり、広告もほとんど気にならないレベルに抑えられています。

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受信トレイの機能強化
添付ファイル(ドキュメント)が含まれるメールを抽出する機能や、メルマガや請求書などを自動でフィルター分けして表示させることができます。また、定期的なクリーンアップスケジュールを組んだり、メルマガの購読解除を受信トレイから行えたりと、地味にうれしい機能もあります。このような一括処理系のメニューが充実しているのはユーザーにとってありがたいことでしょう。

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SkyDriveとの統合
受信した機器にOfficeが搭載されていなくても、Office Web Appsを通して閲覧・編集が容易に行えるようになっています。GmailにあるGoogle Docs機能と似た機能となります。大量の写真アルバムがある場合、SkyDriveを自動的に利用します。添付ファイルの容量の上限が実質的に拡大したといえます。

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他のWebサービスとの連携
YouTubeなどはメールの受信ページ内で閲覧できます。また、Outlook.comの連絡先にSNSを連携させておくと、相手のSNS投稿に対してメール画面中で返信したり「リツイート」「いいね!」ができます。

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複数のアドレスを持てる
一つのアカウント内で、「エイリアス(別名の意)」として複数のアドレスを持つことができます。

広告
マイクロソフトの宣伝文句の一つとして、「Gmailのようにメールの内容に基づく広告をしない」というものがあります。GmailやYahoo!メールはメール文章中のキーワードをもとに最適な広告を選択する機能がありますが、一部の人々はプライバシーの侵害だと懸念していました。

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このような「Gmailと比較(批判?)する」戦略をとったのが功を奏したのか、Outlook.comが獲得したユーザーのうち3分の1はGmailから移行してきたユーザーだと、マイクロソフトは過去の投稿で述べています。

しかし欠点も

Outlook.comはIMAPに対応していません(Gmailは対応)。これは使用しているメールクライアントによっては致命的な欠点かもしれません。その一方でIMAPよりも高機能とされるExchange Activesyncに対応するため、これからOutlook.comがIMAPをサポートする事はないと思われます。

まとめ

Outlook.comは最後発の大手メールサービスということもあって、かなり高い完成度を誇ります。
特に重要となるUIについて、マイクロソフトがWindowsからOffice、そしてWebメールに至るまで、これほど一貫したコンセプトに基づいて製品設計を行ってきたことはいまだかつてないと思います。これからのテクノロジー業界の主流をGoogleやAppleに持っていかれまいとするマイクロソフトの本気が伺えます。

[Engadget]

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