パナソニック、アイドリングストップシステム搭載車向けの運動エネルギー回生システムを新たに開発

パナソニックグループ エナジー社は、同社がハイブリッド車(HEV)用電池で培った技術を応用し、車載用ニッケル水素電池を用いたアイドリングストップシステム搭載車向けの「12V エネルギー回生システム」を開発したと発表しました。

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自動車におけるエネルギー回生システム(運動エネルギー回生システム)とは、主にブレーキング時に発生するエネルギーを回収・蓄積し再利用するシステムの総称で、回収されたエネルギーは自動車の電装品への供給電力に利用されるほか、ガソリンエンジンなどの内燃機関ではエネルギーロスの発生しやすい発進時のパワーアシストなどに用いられるのが一般的です。

同社が今回新開発したシステムは電装品へのエネルギー供給能力の向上と駆動用アシストモーターへの電力供給が可能で、ハイブリッド車の燃費向上に向いているとしています。新システムのメリットは高温下での充電効率や耐久力を高めている点で、このことによりエンジンルームへの設置などが容易になり、車輌設計に柔軟性を持たせられるとのことです。

またアイドリングストップ時のメインバッテリーに掛かる負荷を軽減させることでメインバッテリーの長寿命化などにも貢献できるとしており、サブバッテリーとしての用途がより明確になった製品と言えます。

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パナソニックは過去の三洋電機との合併以降、バッテリー技術の研究開発に力を注いでおり、無接点充電技術の普及やリチウムイオンバッテリーの改良などを急速に進めています。

先月アメリカのラスベガスで行われたCES 2013においても、パナソニックの津賀社長が「将来パナソニックは自動車メーカーになるかもしれない」と語るなど、電気自動車(EV車)を視野に入れた発言をしており、バッテリー技術への強い自信と意欲を見せています。今後この分野においてパナソニックがどこまでシェアを拡大し、自動車業界へどこまで本格的に参入してくるのか注目されます。

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