米SpreeSports、運動中の体温変化をモニタリングするデバイスを発表

米ベンチャー企業のSpreeは、運動中の体温を測定するデバイスを発表しました。価格は299ドルで、現在、同社サイトから事前注文が可能です(正式発売は5月)。アプリケーションはiOSとAndroidの両方に対応。

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この製品は、デバイスをヘアバンドのように装着しながら運動を行うことで、従来のような走行距離データ・速度・時間・消費カロリー・心拍数などに加えて、体温変化をスマートフォンのアプリ上にグラフとして表示可能です。この機能によって、「トレーニングのどの時点でパフォーマンスのピークに達するのか」「最もカロリーを消費するタイミングはいつなのか」「筋肉に負荷がかかっているのはいつなのか」といった情報を得ることが可能になります。

エクササイズの成果を記録するデバイスとしては、先日の記事で取り上げたGPSウォッチの他に、心拍数モニターや ”Nike FuelBand” のような活動量を計測する製品がこれまで多数発売されてきました。しかし、運動中の体温変化に着目したスマート・デバイスは、この ”Spree” が初めてになります。

運動中の体温測定を行うメリットの一つに「熱中症の予防」があります。夏場など、気温の高い中で運動を続けていると、知らぬ間に脱水が進んで体温が急上昇して倒れてしまうことがあります。このデバイスを使用して体温が一定レベルを超えたところでアラートを出すようにすれば、そういった不慮の事故を避けることができるでしょう。

また、以下のような報告もあります。

呼吸・心拍機能とは別の生体情報源としての長距離走・ジョギング中体温測定の有用性

http://www.seijo.ac.jp/pdf/faeco/kenkyu/188/188-watanabe.pdf

このレポートでは、「心拍数や呼吸数などは運動開始後に一定時間で定常状態に落ち着くが、体温変化は休憩を取らない限り単調に増加を続ける傾向があるため、運動による負荷の蓄積をよく反映している」としています。このことから、運動中の体温変化は、競技者が知覚していない潜在的な疲労蓄積レベルを評価することにも適したパラメーターであると言えそうです。

このSpree、日本国内で正式販売されるかどうか現時点ではわかりませんが、個人的にもこのデバイスには非常に興味があり、現在、販売元の会社にモニタリング品を貸与頂けないか問い合わせ中です。発売が5月になるということでまだ先のお話ですが、そのうちに製品紹介や使用レビューなどもお届け出来ればと考えています。

[SpreeSports]
[onyourmark]

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