2012年のタッチパネル生産枚数は11億2395万枚。2017年には19億4160万枚へ

富士経済はタッチパネルと構造部材の世界市場について、2012年10月から2013年1月までの3ヶ月間調査を行い、その結果をまとめました。

タッチパネルの生産枚数は2012年の時点で年間11億2395万枚、金額にして5265億円となっており、これらは前年比で50%近い増加となっています。急激な生産枚数の増加の背景にはスマートフォンやタブレット、さらにPC用モニターなどでの需要の増加があると見られ、タッチパネルを用いたモバイルデバイスの普及の速さを伺わせます。

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今回調査の対象となった製品の数は32品目。主にITO(スズドープ酸化インジウムを用いた透明導電膜)ガラスやITOフィルム、カバーガラスなどで、静電容量式タッチパネルの需要の急増と共に構造部材の需要も大きく増加し、2012年のタッチパネル用構成部材の世界市場は、前年比で約60%増となる7906億円となっています。

タッチパネルの需要は今後も静電容量式を中心に伸び続けると予想され、2017年には4インチ~20インチクラスの主要な入力デバイスになるとし、その市場規模は生産枚数で年間19億4160万枚、金額ベースでは8853億円(いずれも2012年比で約70%増)と予想しています。

ただし、タッチパネルの世界市場はすでに飽和しつつあり、特に構造部材については新規参入メーカーなども多く市場競争が激しいことから、その拡大幅は徐々に鈍化していくと予想。今後は製造コストによる競争の激化も予想されます。

現在の私たちの身の回りを見回しても、タッチパネルはスマートフォン、タブレット、ノートPC、カーナビなど、あらゆるところに使用されています。昨今のデジタルネイティブと呼ばれる子供たちに至っては、画面を見たら触って操作するものと覚えているほどです。

今後タッチパネルの需要はどのように変化していくのでしょうか。またタッチパネルを超える入力デバイスの登場はあるのでしょうか。iPhoneの登場によってモバイルデバイスの操作方法は一変しました。タッチパネルの今後の需要と進化についても注目が持たれますが、Googleが開発している視点と音声操作によるメガネ型デバイスのような、新たな操作方式のガジェットの登場にも強い興味を感じます。

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