元アップル幹部、同社のマーケティング活動を批判 「誇張表現を使いすぎ」

マイナビニュースは19日、元アップルの幹部であり「BeOS」などの開発でも知られるJean-Louis Gassée(ジャン=ルイ・ガセ―)氏が、自身が寄稿しているブログ”Monday Note” で、アップルのマーケティング戦略について批判していると伝えています。

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ガセー氏は、1985年から1990年にかけてカリフォルニアのアップル本社で技術担当として、同社の「Macintosh II」や「Macintosh Portable」の開発指揮をとっていた人物です。同氏は最近のアップルについて、不必要にライバルを攻撃する・発表などの際に誇張的な単語を前面に出すといった傾向を特に強めてきているとしています。

このような風潮の具体的な例として、同社で上級副社長を務めるフィル・シラー氏がサムスンの「Galaxy S4」発表前日にロイターのインタビューに対して答えたことを挙げています。

この時、シラー氏はAndroidやサムスンについて批判的なコメントを残していますが、その中で「サムスンのGalaxy S4は1年前のOSを積んでいる可能性もある」と答えていました。この発言はウォールストリート・ジャーナルやブルームバーグを通じて広く報道され、結果的にGalaxy S4が最新OSを搭載することが判明したことで、(根も葉もない噂を基に発言した)シラー氏に対するメディアの反応は「一律に否定的」だったとのことです。

上記の例に加えてガセー氏は、同社の業績報告書で”tremendous” “great” といった修飾的な単語が頻繁に使われている事について、「ポジティブであるどころか、言葉の濫用というレベルにある」と述べています。

同氏は、業界トップとして君臨するようになった今、アップルはこれまでのようなマーケティングはやめて王者としての品格を見せるべきだとしています。他社製品を皮肉ったCMや広告・製品発表会などにおける “超ポジティブ” な表現は、ある意味これまでのアップルの「お家芸」でしたが、これからはそういった部分も変わってゆく必要があるのでしょうか。

[Monday Note via マイナビニュース]
[Wikipedia – ジャン=ルイ・ガセ―]

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