新無線LAN規格「IEEE 802.11ac」ドラフト解禁!各社から対応Wi-Fiルータが続々発表へ

27日、総務省による無線LANの新通信規格「IEEE 802.11ac」の基本仕様となるドラフト(Draft)の解禁を受け、バッファローやNECなど、国内メーカー各社から相次いで対応無線LAN(Wi-Fi)ルータが発表となりました。

IEEE 802.11acは、次世代の無線LAN規格として策定が急がれていた通信規格です。これまでの無線LANではIEEE 802.11nが理論上での最高速度規格であり、その通信速度は65Mbps~最高600Mbpsとなっていましたが、IEEE 802.11acではその速度が290Mbps~最高6.9Gbpsへと大幅に引き上げられ、より高速な無線ネットワークシステムの構築を可能としてます。

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IEEE 802.11acはその高速性から「ギガビットWi-Fi」などとも呼ばれ、周波数帯として5GHz帯を利用し、160MHz幅の広帯域やMIMO技術、さらに256QAMの多値化技術などによって、スループットレベルでのギガビット通信を可能にしています。

IEEE 802.11acはその策定が非常に急ピッチで進められていた事も若干異例であり、今回のドラフト認可も計画を前倒しする形となりました。これに合わせ、国内PC周辺機器メーカーなどから続々と対応機器が発表され、既に販売を行っているメーカーもあります。

以下に各社の対応Wi-Fiルータを列記します。

バッファロー「AirStationシリーズ」

バッファローのラインナップは、最大1.3Gbps通信に対応したハイエンドモデル「WZR-1750DHP」と、その2台セット「WZR-1750DHP/E」、最大866Mbps通信に対応した標準モデル「WZR-1166DHP」と、その2台セット「WZR- 1166DHP/E」、さらにUSB子機セット「WZR-1166DHP/U」の合計5モデル。

WZR-1750DHPが3月下旬発売予定で価格は2万2050円。WZR-1750DHP/Eが4月下旬発売予定で価格は4万2210円。WZR-1166DHPが5月上旬発売予定で価格は1万8690円。WZR- 1166DHP/Eが5月下旬発売予定で価格は3万5490円。WZR-1166DHP/Uが5月下旬発売予定で価格は2万4360円。

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※画像はWZR-1750DHP

NEC「Atermシリーズ」

NECのラインアップは、最大1.3Gbps通信に対応したハイエンドモデル「AtermWG1800HP PA-WG1800HP」と、その2台セット「AtermWG1800HP イーサネットコンバータセット PA-WG1800HP/E」。

最大867Mbps通信に対応したスタンダードモデル「AtermWG1400HP PA-WG1400HP」と、その2台セット「AtermWG1400HP イーサネットコンバータセット PA-WG1400HP/E」。

AtermWG1400HPとIEEE 802.11ac対応スティック型USBWi-Fi子機をセットにした「AtermWG1400HP USBスティックセット PA-WG1400HP/U」、IEEE 802.11ac対応スティック型USBWi-Fi子機「AtermWL900U PA- WL900U」の、以上合計6モデル。

価格はいずれもオープン価格で、市場での実勢価格はAtermWG1800HPが1万9000円前後、AtermWG1800HP イーサネットコンバータセットが3万5000円前後、 AtermWG1400HPが1万6000円前後、AtermWG1400HP イーサネットコンバータセットが2万9000円前後、AtermWG1400HP USBスティックセットが2万3000円前後、AtermWL900Uが9000円前後と予想されています。

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※画像はAtermWG1800HP

アイ・オー・データ「WNシリーズ」

アイ・オー・データのラインアップは、最大1.3Gbps通信に対応したハイエンドモデルの「WN-AC1600DGR」、最大867Mbps通信に対応した子機「WNAC867U」、最大433Mbps通信に対応したスタンダードモデルの「WN-AC733GR」、そしてその子機「WN-AC433UK」の合計5モデル。

アイ・オー・データでは現在製品の発売告知のみの段階であり、詳しい価格や発売日などは発表されていません。

IODATA-11ac

いずれのメーカーの機種も現在はドラフト仕様であり、正式なIEEE 802.11ac規格の認可が降りる前の段階での製品となっていますので、企業などでの導入は慎重にならざるを得ませんが、個人での利用では十分に導入を検討して良い段階にきていると思われます。

IEEE 802.11acレベルの高速通信規格になると、FTTH(光回線)環境での利用はもちろんのこと、NASや複数のPC間でのデータ共有でもストレスの無い利用が可能になりそうです。

[バッファロー]
[NEC]
[アイ・オー・データ]

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