米アップル、iPhone5Sの製造を大手2社に発注か ―アナリスト

KGIセキュリティのアナリストを務めるMing-Chi Kuo氏は12日、「iPhone5S」と「廉価版iPhone」の製造をFoxconnとペガトロンの2社が担当するだろうと、レポートの中で報告しています。

 13.03.12-Supplier_Weighting

Credit:KGI research
上の表の「Hon-Hai」はFoxconnグループの中核企業「ホンハイ」を意味します。

Kuo氏は以前、iPhone5Sと廉価版iPhoneは6月~7月に発売されるだろうと予測した人物です。iPhone5Sと廉価版iPhoneの双方は、LTE方式の違いで「FDD-LTE版」と「TDD-LTE版」の2種類が用意される見込みです。上記表「Radio」列がその違いを示します。

同氏によると、ペガトロンは廉価版iPhoneのFDDバージョンの75%と、iPhone 4・iPhone 4Sの55%の製造を請け負うだろうと予測しています。従来、iPhoneシリーズの製造はFoxconnが独占的に請負ってきましたが、今回のレポートによると、廉価な製品群においてその独占が崩れる見込みです。

さらにレポートでは、ペガトロンはiPhoneの製造を請け負うために、自社工場での他のスマートフォンの製造台数を減らしており、将来的に、その工場ではiPhoneのみを製造することになるだろうとも報告しています。

foxconn-iphoneさて、上記表で注目すべき点はペガトロンが携わるとみられるラインナップの部分です。旧モデルのiPhone4/4Sはさておき、新製品となるiPhone5Sと廉価版iPhoneの中で唯一、「廉価版iPhoneのFDDモデル」のみがペガトロンに大きくウェイトが置かれています。それ以外は全てFoxconnが100%といった具合。

このことから推測されるのは「廉価版iPhoneのFDDモデル」は製造遅延・失敗してもダメージが最も少ない商品であるということです。ペガトロンは初めてiPhone製造に携わることもあり、何かとトラブルが発生すると予想されるので、アップルはそれら踏まえた上で采配した可能性があります。これらのことから、このモデルを取り扱うキャリアは決して多くはないものとみられ、新興国の一部になるのではないかとみられます(つまり、日本などでは発売されない)。

一方、同じFDD版でも、「iPhone5SのFDDモデル」は最もグローバルなモデルとみられており、最大の売れ筋モデルになることは必至です。それに伴って製造台数は多くなりますし、製造遅延は絶対に避けなければなりません。従って、実績のあるFoxconnが選ばれた可能性があります。

また、TDD版はいずれもFoxconnが製造を請け負うことから、アップルは新規参入キャリアであるチャイナモバイルに非常に力を入れている可能性をうかがい知ることができます。

いよいよ本格的に製造が始まるとみられるiPhone5Sですが、7月とも8月とも言われる発売に向けて各社体制が整いつつあるのでしょうか。

[Apple Insider]

ソーシャルシェア

著者

naoki112104850184

このニュースでディスカッション
  • コメントを投稿する際には「コメントガイドライン」を必ずご覧ください
  • コメントを投稿した際には、コメント機能利用規約(ガイドライン)に同意したものとみなされます
  • 主要ニュースサイトなどの「許可サイト」以外のURLを含む投稿はコメントが保留されます