「においが出るディスプレイ」農工大が開発

先月、米国フロリダ州で先月開催された”IEEE Virtual Reality conference”の会場で、スクリーン上に表示されている画像から匂いが漂よってくる感覚を実現できる「匂いスクリーン」が東京農工大学により発表されました。

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このシステムでは、ディスプレイの四隅に配置されたゲルペレットから発生した匂いが隣接するファンによって運ばれ、ユーザーにスクリーンの表面から匂いが漂ってくるかのように感じさせることができます。ファンの回転数を制御することで気流に変化を与え、匂いの発生位置や強度・方向を様々に調節することも可能で、今後はカートリッジ方式を取り入れて匂いの種類を容易に交換できるようにする予定であるとしています。

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このような視覚情報と匂いを組み合わせた、いわゆる「嗅覚ディスプレイ」技術は現在世界中で開発が進められており、有名な所では「Smellit」のようなコンセプトモデルも登場していますが、実際に製品として発売された実績はまだありません。

立体視やAR(拡張現実)といった技術の発展によりモニタを通して得られるユーザーエクスペリエンスは近年格段に進化してきていますが、あと数年もすると、画面から漂ってくる匂いを感じることでより一層の臨場感を味わうことが可能になるかもしれません。

[PHYS ORG via 海外からの最新科学ニュース]
[参考1:風の流れをコントロールしてバーチャル匂い源を提示する装置(PDF)]
[参考2:東京農工大学 新技術説明会(2011)配布資料(PDF)]

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