富士通研究所は3日、現実世界の物に触れた際に、手指の位置やタッチなどの操作を汎用のカメラを用いて高精度・高速に検出する技術を開発したと発表しました。このシステムを使えば、書類上を指でなぞるだけで一部分を切り取ってデータ化するといったことが可能になる画期的なものです。

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今までもKinectや、Leap Motionといったモーションキャプチャー装置を用いることにより、体や指先の動きを検知して電子データやゲームの操作を行うという技術はありましたが、今回、富士通が開発した次世代インターフェイスは選択した部分を電子データ化できることが最大の特徴です。

さらには、パンフレットの情報をクリップして紙地図上にオーバーレイ表示させることや、テーブルの上に置いた手書きのメモをデータとして取り込み、グルーピングすることも可能です。

これらのユーザーインターフェイスは、「現実世界のテーブルの凹凸をカメラで自動認識して座標化する技術」「手や指の特徴を認識する技術」「汎用Webカメラのような低解像度の画像からも高精度に指先の動作を検出する技術」を用いて構成されています。

富士通研究所のプレスリリースページには、より分かりやすいデモンストレーション動画が掲載されており、現実世界の書類やパンフレットとシームレスに連携できることが確認できます。もはや未来世界を観ているかのような錯覚に陥るほど。同社は、これらのアプリケーション・システムを2014年度中に実用化することを目指しているとのことです。

このようなワクワクするような新しいインターフェイスが一般的になることを切に願いながら、富士通研究所には早期実用化に向けて研究を進めて欲しいと願わずにはいられません。

[株式会社富士通研究所]