ガンホー、同社のスマートフォン用ゲームに未成年者向け課金制限を6月から適用

ガンホーは5日、日本オンラインゲーム協会(JOGA)が公表した 「スマートフォンゲームアプリケーション運用ガイドライン」に賛同、ならびにスマートフォンゲームアプリケーション専用コールセンター開設することを発表しました。

またこれに伴い、これまで同社では適用してこなかった未成年者のアプリケーション内課金についての課金利用上限も設け、16歳未満では1ヶ月あたり5,000円まで、20歳未満では1ヶ月あたり2万円までという運営方針も示しました。これらの課金制限の適用は今年6月以降からになるとのことです。

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今回未成年者の課金上限のガイドラインを設けた背景には、急増するソーシャルゲームでの重課金問題があります。既にグリーやDeNAなどは昨年より未成年者の課金上限を設け、対応をしてきましたが、ガンホーは独自の「課金を意図的に抑えて長期ユーザーを増やす」という方針から課金上限の設定についてはあまり積極的な動きはありませんでした。

しかしJOGA が発表した「オンラインゲーム安心安全宣言」を遵守するにあたり、同社としてもユーザーが安心してゲームを遊べる環境作りを行う必要があると判断し、今回の制限の設置に至ったものと思われます。

未成年者による課金利用上限の導入が予定されているゲームタイトルは、主に「パズル&ドラゴンズ」、「ケリ姫スイーツ」、「戦国テンカトリガー」など同社のヒット作品で、今後もアイテム課金を始めとしたゲーム内課金が発生するゲームに対しては随時適用していく予定です。

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ソーシャルゲームを始めとしたモバイルゲームにおける課金問題については、これまでにもガジェット速報で何度かお伝えしてきましたが、各社が課金制限を設けた現在においても未成年者による重課金問題は解決には至っていないのが現状です。

根本の原因としては、プレイヤーの射幸心を煽るゲーム内容やそれに伴う課金システムがあり、そもそもにおいて「ゲームをもっと楽しみたい=課金が必要」という大前提がある限り、どうしてもある一定の課金へ誘導するゲーム性は存在せざるを得ません。

ゲームの運営側としても当然全て無料で完結したゲーム性では採算が合わず、ゲームを提供する意味がなくなってしまうだけに、このゲーム性と課金の問題は非常に根深いものがあります。

前述したようにガンホーは、積極的に課金へ誘導するようなゲーム性を取り入れるグリーやDeNAといったメーカーとは一線を画し、敢えて課金額を抑えつつ無理のない課金システムによってプレイヤーの層を広げてきた訳ですが、例えばパズル&ドラゴンズのようにプレイヤー人口が1000万人を突破するほどの規模にもなると、わずかにせよ重課金に走る若年層プレイヤーが出てくることは避けられません。

パズル&ドラゴンズでは今年に入り、ゲームの起動時にプレイヤーへ課金への注意を促す文言を表示するように変更が加えられましたが、今回の措置は更なる自主規制の強化となります。スマートフォンやタブレットをターゲットとしたモバイルゲーム市場が拡大の一途をたどる中、ゲームへの重課金問題が解決される日は来るのでしょうか。

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[ガンホー]

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