AppleInsiderは5日(現地時間)、Piper JaffrayのアナリストGene Munster氏が投資家向けに発行したレポートの内容として、アップルは数年以内にも電子マネーサービスを開始するのではないかと掲載しています。

iPhone5Sをめぐる噂の中には、指紋認証システムと紐付けて電子マネーサービスを提供するという噂も存在しますが、Gene Munster氏の観測によると、少なくとも2014年までは実用化されない見込みであるとのことです。

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今年の初めにNFCベースの「E-Wallet」として特許を取得されたイメージ図

また同氏によると、アップルはNFCのみの電子マネーサービスに対してセキュリティの脆弱性を懸念しており、NFCに加える形で別の無線通信技術を使うとしています。もしかすると、すでに実績のあるFeliCaが搭載されるといった事もあるのでしょうか…(※ただし、FeliCaとNFC Type-A/Bの通信部は一部互換あり)。

アップルと電子マネーサービスの親和性を考えたときに、既に、クレジットカードに紐付けられたiTunesアカウントが5億アカウントあることは大きな強みになると思われます。さらに、小売店とのつながりも強固であり、米大手小売りチェーンの「Walmart」「BestBuy」「Target」といったチェーン店との提携を活かして、電子マネーサービスを導入することも可能かもしれません。 

しかし、上記のアナリストは、鳴り物入りでサービスを開始したものの期待はずれに終わった広告配信プラットフォーム「iAd」を例に挙げ、『モバイル決済分野に進出することは必ずしも良い結果になる訳ではない』としており、アップルといえど常に成功するとは限りません。

[AppleInsider]