国際レコード産業連盟(IFPI)は8日、日本が音楽ソフトにおいて、世界最大の市場になったと発表しました。CDやダウンロードを合わせた音楽ソフトの売上高で、初めて米国を抜いたとのこと。

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世界音楽産業統計によると、2012年における日本の音楽市場の売上高は約43億ドル(約4250億円)、米国が約41億ドル(約4050億円)で、日本の音楽市場の売上は前年比4.0%増で4年ぶりに拡大に転じているのに対し、米国や英国など日本以外の上位5ヶ国では売上が縮小したとのことです。

ただし、この統計には映画やCMでの使用料は含まれておらず、それらを含めると米国が引き続き最大の市場規模であるとしています。日本では個人消費が比較的大きい割合を占めているのに対し、米国ではハリウッド映画など、個人以外での音楽の使用機会が多いのが特徴です。

CDが売れてない!などと業界からの叫びが聞こえる昨今ですが、世界と比べるとまだまだ日本の市場規模は大きいようです。テレビの影響力が年々薄れ、音楽のインターネット配信が普及するにつれて、ミリオンセラーとなるようなCDは生まれにくくなっていますが、良くも悪くも「音楽の多様性」が生じているといえそうです。

昔のように国民的音楽が生まれにくくなってる中で日本市場が拡大しているのも、「ボーカロイド」など新しい音楽が生まれ、その多様性が人気を博しているからかもしれません。「AKB48」など、新しい売上モデルが発生していることも原因の一つと言えそうです。

インターネットやスマートフォンの普及で、環境が刻一刻と変わってゆく音楽市場ですが、「音楽を売る」ためにはその時代に適した売り方を模索していかなければならないのかもしれません。

[msn産経ニュース]