Android・iPhone両方でソフトバンクが最速 ―通信速度調査

MMD研究所は9日、3月21日から27日にかけて行われたスマートフォン端末における通信速度の調査結果を発表しました。調査は各キャリアのAndroid端末とiPhoneを対象に、札幌、盛岡、仙台、新潟、千葉、さいたま、東京、川崎、横浜、金沢、静岡、浜松、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、高松、広島、北九州、福岡、熊本、那覇の23都市100箇所で実施。auにおいてもiPhoneとAndroid端末の両方で調査されています。

計測にはドコモの「Xperia(TM) Z SO-02E」、auの「HTC J butterfly HTL21」「iPhone5」、ソフトバンクの「AQUOS PHONE Xx 203SH」「iPhone5」を用いたとのこと。

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Credit:MMD総研

まず、Android端末について。総合すると平均速度はソフトバンク、エリアはauという結果になりました。

速度はソフトバンクが平均27.04Mbpsと他社を圧倒するスコアを出していますが、同社の上り(端末から基地局)の通信速度を見ると4Mbpsを切っているため、上りの通信速度を抑えることによって下りの通信速度を速くしていると思われます。

また、auについては測定の行われた100箇所全てで電波をつかんでおり、auがAndroid端末向けのLTE網に大きく力を入れていることがわかります。速度に関しても20Mbpsを超えており申し分のない結果となっています。

一方で、ドコモはダウンロード速度が15.37Mbpsと大きく伸び悩んでいますが、この原因としてドコモはLTEサービス「Xi」のサービスインが早かったため、1000万人を超えるユーザーを抱えていることや、au・ソフトバンクと比べると75Mbps通信に対応した基地局整備が遅れていることが挙げられます。

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Credit:MMD総研

次にiPhoneについて。平均速度、エリアともにソフトバンクが優れている結果になりました。

注目すべき点としては、ソフトバンクはイーモバイルを買収することで手に入れた1.7Ghz帯のLTE網を、「ダブルLTE」という名前で順次iPhoneに対応させて行くことを発表しており、今後も速度の面での躍進が期待できる点です。

一方のauは、速度のみでなくエリアでもソフトバンクに負けるという結果になっています。現在、auは2.1GHz帯のLTEをiPhoneのみに、1.5GHz帯と800MHz帯のLTEをAndroid端末のみに利用しています。1.5Ghz帯はiPhoneがそもそも対応しておらず、auの主力である800MHz帯は技術的な問題でiPhoneに対応できないため苦戦を強いられていると思われます。

今回の調査から、各社とも各地でLTEを整備しており、日本国内の主要都市では平均15Mbpsで通信できることがわかります。このまま各社がしのぎを削りエリアや速度を競い合うことで、ユーザーに利益がもたらされることが望まれます。

[MMD総研]

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