米アップル、製品の生産委託先をFoxconnからペガトロンへ移行か

ウォールストリート・ジャーナルは29日(現地時間)、米アップルが「iPhone」や「iPad」の委託生産先について、Foxconn一社への依存から脱却し、様々なサプライヤーに均等に分配していくだろうと報じています。

WAJは今回の報道で、リスク分散の一環として今年末に出荷されると噂されている「廉価版iPhone」の組み立ての大部分をペガトロンが行うだろうと報じています。ペガトロン社は、主に米ヒューレット・パッカードや米マイクロソフトからの契約生産を行うことで業績を伸ばしてきた企業です。その前身であるアルファ・トップ・テクノロジー社は1999年に初代iBookについてアップルと契約を獲得しており、アップルとはいわば「古い付き合い」の会社となっています。

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Foxconnは同社のCEOと故ジョブズ氏が親しかったこともあり、アップルと強力なパートナーシップを結び、一社で多くのアップル製品の組み立てを担当してきました。しかし、「iPhone5」の生産上の問題や、アップルに確認を取らずに部品のメーカーを変えたこと、従業員が自殺するなどの過酷な労働環境が問題視されるなど様々な問題が浮き彫りとなり、アップル社が新CEOのティム・クック体制に移行したこともあって、「iPad mini」など一部製品の生産が台湾のペガトロン社に移行していました。

Foxconnが自社でコンテンツや製品を生産するという報道がされていましたが、リスク分散を目論むアップルの思惑によって自社での製品の提供という方針に動いたのかもしれません。在庫管理のエキスパートであるティム・クック氏がCEOとなったことで、今後Foxconnなどのサプライチェーンに大きな影響が出るのでしょうか。

[Wall Street Journal]

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