アップルがサムスンの特許侵害 一部iPhoneが米国販売禁止へ

アップルが販売するiPhoneやiPadなどの製品において、サムスンの特許を侵害しているとして同社が訴えを起こしていた件で、米国の国際貿易員会(ITC)は4日(米国時間)、サムスン側の訴えを認め、アップルによる特許侵害を認める判断を下しました。

今回の裁定を受けて、中国などのEMS(フォックスコンなど)が製造する「AT&T向けのiPhone 4」を対象に米国内への輸入・販売が禁止される見込みであり、この決定に対してオバマ大統領が60日以内に不承認としなければ、この措置が実際に行われることになります。

Android Policeもこの件に対して今後の流れを指摘していますが、6月5日(米国時間翌日)~8月5日(8月3・4は土日で休みで翌営業日)の間はオバマ大統領の判断待ち状態になりますが、米アップルはこの間を狙ってiPhone5Sの発表会および発売を仕掛けてくるとみられており、事実上、2世代前のiPhone 4はAT&Tの店頭からも姿を消すことはほぼ間違いない状況です。代わりにiPhone 4Sが取って代わるか、または廉価版iPhoneがそのポジションに君臨するものとみられます。

もはや “特許侵害戦争” はIT業界のスピードについていけず形骸化しており、禁止の裁定が下された時には当該機種が時代遅れの過去機種になっているという状況が続いています。これはサムスンによるアップルの特許侵害が認められた際にも全く同じ状況が起きていました。ある種、特許侵害を前提に開発を進めて賠償金のキャッチボールをするという構図になりつつあります。

(今回の件はソフトウェア特許が争点にはなっていないが)ソフトウェア特許の是非も含めて、改めて特許というものを考えなくてはならない時期に来ているのかもしれません。

[NHK][Android Police]

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