独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、2013年8月~12月の間に限定配布する『「初音ミク」コラボ記念クリアファイル』の詳細を発表しました。このクリアファイルは「ITパスポート試験(通称:iパス)」の受験者に対して配布されるもので、無くなり次第終了となります。

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クリアファイルのデザインは「iパス×piapro」のコラボレーションで募集を募った作品の中から、審査を経て選ばれたもの。毎月開催されるITパスポート試験ごとに、5か月間の間で6種類のデザインが配布されます。8月から11月までは1種類ずつ配布されますが、12月だけは2種類の中からランダムで1つが配布されるとのこと。

ITパスポート試験は、2009年春から「初級システムアドミニストレータ試験」の “後継のようなもの” として始められた国家試験。2011年からはコンピュータを通じて受験できるCBT方式を採用しています。対象者の設定が初級シスアドよりも低いスキルに定められたため、受験者数の伸び悩みが課題となっていました。

人気の初音ミクさんとコラボすることで、高校生などはもちろん、ITと馴染の深い層を取り込もうという狙いがあるものとみられますが、12月は2種類からランダム1つが配布されるという手法には、IPAのただならぬ商売魂を感じます。

決してこのような取り組みが悪いとか、受講者数を増やす努力行為を否定するものではありませんが、「国家資格」としての品位(品位を求めるなという声もあるかとおもいますが…)や、在りし日の初級シスアドのことを考えると、個人的に何かモヤモヤする気持ちが残ります。

ちなみに、一つ上の資格に位置づけられている「基本情報処理」は従来よりも難易度が向上しており、こちらが “職業IT” にされる方の第一関門であることは変わりありません。

[IPA]