廉価版iPhoneは結構高い ―ペガトロン会長語る

台湾ペガトロンの会長を務める童子賢・董事長(会長)は19日(現地時間)、株主総会にて廉価版iPhoneの価格について尋ねられると、同氏は特定の端末についてはコメントしないとしながらも、「価格は結構高額だ。(廉価版でなく)適正価格版と呼ばれるべきだ」と語り、廉価版iPhoneが市場の予想よりも高額であることを示唆しました。

また、台湾の経済日報によると、廉価版iPhoneは9月に300ドル(約2万9350円)程度で発売され、ペガトロンがその生産を担当しているとのこと。そして、廉価版iPhoneの生産は7月に開始されるとも報じています。

renders-130618

ファンによる廉価版iPhoneのイメージ

廉価版iPhoneに関しては、ウォールストリート・ジャーナルがその生産を台湾ペガトロンが担当すると報じたことがあり、また先日ロイターは「廉価版iPhoneは5〜6色のカラーバリエーションがあり、99ドル(約9680円)で販売される」と報じました。

この99ドルという価格が、キャリアとの一定期間の契約が前提となった価格なのか、あるいは単純に端末の販売価格が99ドルなのかは不明です。しかし、廉価版iPhoneが300ドル程度の現実的な値段で販売されることになれば、通常のiPhoneとはどのように住み分けることになるのでしょうか。

日本やアメリカなどの先進国においては、通常モデルのiPhoneがキャリアとの継続契約を前提として非常に安く販売されているため、おそらく先進国での需要は少ないか、あるいはそもそも取り扱いが開始されない可能性があります。

そして、新興国におけるiPhoneの販売形態については様々なパターンがあると思いますが、米国において「iPhone 5」のSIMフリーモデルが600ドル(5万8710円)を超える価格で販売されていることを考えると、廉価版iPhoneがその半額程度の300ドルで販売されれば、大きな需要の掘り起こしにつながる可能性は十分にあると思われます。

米アップルはこれまで「市場シェアよりも利益」という立場を表明し続けてきましたが、これからは利益をある程度犠牲にしてでも、市場シェアを取りにくることになるのでしょうか。同社の今後の動向が注目されます。

[EMSOne]

ソーシャルシェア

著者

naoki112104850184

このニュースでディスカッション
  • コメントを投稿する際には「コメントガイドライン」を必ずご覧ください
  • コメントを投稿した際には、コメント機能利用規約(ガイドライン)に同意したものとみなされます
  • 主要ニュースサイトなどの「許可サイト」以外のURLを含む投稿はコメントが保留されます