Impress ケータイWatchは26日、中国の上海で開催された「GTI Asia Conference」の講演の中で、ソフトバンクモバイルの特別顧問を務める松本徹三氏がTD-LTE版のiPhoneの登場を示唆する発言をしたと伝えています。仮にTD-LTE対応のiPhoneが発売されるとなれば、iPhone5Sから対応する可能性が高く、日本ではソフトバンクとKDDIの二社の争いがさらに激化する可能性があります。

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ガジェット速報によるiPhone5Sの予想イメージ

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こうした事情やソフトバンク自身の説明をしたあと、松本氏はAXGPの加入状況をスライドで紹介。先月末までに、加入者数が142万1200になったとし、次のように語っている。

 「ソフトバンクはiPhoneに集中してきたため、Androidがここに及んでいない。そしてiPhoneはTD-LTEをサポートしていない。それが、数字がそれほど大きくない理由だ」

 一方で、松本氏が「ただ、今年はおそらくこの数値が跳ねる。理由は言えませんが」と述べると、会場は笑いの渦に包まれた。この発言の裏には、TD-LTE対応iPhoneの登場を示唆する意味合いがありそうだ。
(後略)

引用:Impress ケータイWatch(TD-LTEの普及状況を語るソフトバンク、3.5GHz帯での実験も予定

松本氏はこのように述べ、ソフトバンクがiPhoneに重点を置いていることを前置きしたうえで、今年中にAXGPの契約者数が急速に増えると予測しました。素直に解釈すれば、この発言はTD-LTE版のiPhoneが今年にも登場すると示唆しているものとみられます。

もちろん、ソフトバンクの強い願望としてこのような冗談を言ったと考えられなくもありませんが、聴衆(他国の関係者ら)が笑ったという点を考えると、TD-LTE業界ではiPhone5SのTD-LTE対応に関するうわさが広まっているのではないかと思われます。

仮にTD-LTE版iPhone5Sが発売された場合、TD-LTE規格に準拠したAXGP網を持つソフトバンクが取り扱う可能性は非常に高いと思われます。また、UQが構築を計画しているWiMAX 2+ですが(2013年下期以降提供開始予定)、これもTD-LTE規格に準拠したものとなりますので、UQの親会社であるKDDIがTD-LTE版iPhone5Sを取り扱う可能性は十分にあると筆者はみています。

アップルにとって最も大きな顧客の一つである中国が積極的に推進しているTD-LTEに対応したiPhone5Sが登場するのはもはや時間の問題と思われていましたが、ついに今年にも登場する可能性が高まりました。ソフトバンク・KDDIの両社がAXGP及びWiMAX 2+を充実させる目的で周波数帯割り当てに名乗りを挙げていることは先日お伝えしたばかりですが、これも来るTD-LTE版iPhone5Sに対応するためなのではないかと思ってしまいます。

[ケータイWatch] [UQコミュニケーションズ]