睡眠前にスマホやタブレットを使ったときの影響は? ―レンセラー工科大学調査

英ガーディアンはレンセラー工科大学の調査結果として、睡眠前の二時間にスマートフォンやタブレットの画面を見ることが不眠症の一因になる可能性があると伝えています。

この調査は20歳の被験者13人に対して行われ、スマートフォンやタブレットの画面からの光が、メラトニンの血中濃度を23%低下させていることが明らかになったとのことです。

メラトニンとは我々人間の血液中に含まれる化合物で、昼は血中濃度が低くなり、夜は高くなるというように約24時間が1サイクルとなって上下します。この化合物は人間の睡眠に関係があるとされており、電子機器の画面がこのメラトニンの血中濃度を減少させることで、睡眠に影響が出るとみられています。

A woman uses an iPad tablet in bed

しかし、だからといって「寝室に電子機器を持ち込んではいけない」というわけではなく、適切な距離と明るさが重要だとしています。明るさが30ルクスを越えるとメラトニンが減少するため、明るさがそれより低ければ問題がなく、画面の輝度が最大でも、約32cm以上離せば問題はないとのこと。輝度を下げれば顔に近づけても問題はなく、iPhone 4であれば8ルクス程度に抑えられると説明しています。

ただし、端末を使って作業をすること自体が不眠症を悪化させる要因となり、長時間の使用は睡眠の妨げやうつ病につながるとしています。さらに、この実験結果と矛盾するようですが、LED自体がブルーライトを発するためにメラトニンの血中濃度を減少させるという証拠もあるために、一概に問題がないとは言えないようです。

画面の明るさを落とせば「メラトニンについて」は問題がないというのは興味深い結果です。しかし精神的な影響やLED自体の影響を考慮すれば、睡眠前はスマートフォンやタブレットの通知を切り、落ち着いて眠るのが良さそうです。

[Guardian via Phonearena]

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