スマホの許容電磁波、基準強化へ ―テザリングによる発生電磁波増加から

朝日新聞は8日、総務省が携帯電話における電磁波の規制を強化すると伝えています。新しい基準では、「通話の際に発生する電磁波」に加え、無線LANを含む「データ通信時に発生する電磁波」も規制の対象にするとしています。7月をメドに規則を改正し、来年4月から新しい基準を適用する予定とのこと。なお、既に発売済みのスマートフォンは新しい検査でも基準は超えない見通しであるとしています。

携帯電話による電磁波の規制基準は、「体温を一度上昇させるエネルギー量の50分の1程度」と定められています。この許容量は新基準でも変わらず、対象が「通話のみ」から「通信すべて」に変更されるとのこと。

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この新基準の背景には、テザリングや、データ通信を介した通話の普及による通信量の増加が指摘されています。また、以前の携帯電話と使用方法が異なり、身体に身に着けている状態でも通信を多く行うため、電磁波による頭部への影響だけでなく、全身への影響が懸念されている事実もあります。

携帯の電磁波による人体への影響は、短期的に発現するものではないとの指摘も多く、急速に普及した直後とも言える今の段階では、未知数であるのが現状です。危険性が未知である例として、過去における「たばこ」の存在が挙げられますが、携帯電話がそれと異なるのは、電磁波は煙のように「見ることができず」、限られた人だけがもつ「趣味趣向の品でない」という点に他なりません。これらのことから、電磁波による影響を意識する機会が少なく、たとえ意識したとしても、現実的には何も変えることができないのが現状です。また、その「未知さ」ゆえに、国が定める基準が一概に正しいとも言えないのも事実です。

今日、スマホやタブレットなどの無線通信を行う電子機器は、生活必需品の一つとなっているだけでなく、ゲームやチャットの利用から、毎日長時間使用している人も少なくありません。携帯の電磁波が必ずしも人体に影響を与えるとは断言できませんが、我々のようなガジェット好きの人間にとっては特に、このことを心に留めておく必要があるのかもしれません。

[朝日新聞 via Blog of Mobile!!]

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