総額400万ドルのTizenアプリ公式コンテスト開催 ―開発は継続中か

The Linux Foundationは、「Tizen OS」に対する総額400万ドルものアプリケーションコンテストを告知しました。

Tizen OSはサムスンやインテルが主導する “ほぼ” オープンソースのモバイルOSですが、数日前には事実上キャンセルされたとツイッター上で伝えられ、当サイトの記事でも大きな反響を呼びました(リンク)。

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このコンテストは2013年11月1日まで開催されています。対象部門はゲームから3部門、ゲーム以外から6部門の計9部門で、ゲームでは最高20万ドル、ゲーム以外では最高12万ドルの賞金が用意されています。また、優秀な「HTML5」アプリ上位10個にはそれぞれ5万ドルの賞金が与えられ、すべてを合計すると賞金は400万ドルに上ります。

リリース予定のないOSにこれほどの大金をかける理由もないため、Tizen OSは予定通りリリースされる可能性が高いと思われます。

現在では新しいOSのスタートアップには “実用性のある” アプリケーションが充実しているかどうかが鍵になっているということは、「Windows 8」におけるModern UI アプリの普及度を見れば明らかです。

Tizen OSがモバイル端末業界に飛び込んでいくとき、そこにはiOS(アプリ総数/約90万本2013年7月時点)、Android(同約78万本・Google Play Storeにおいて2013年7月時点)という「既に市場を支配した敵」がおり、これら「2強」との対決は避けては通れません。さらに、Tizen OSがリリースされる時期には、Mozillaの新しいモバイルOS「Firefox OS」も登場します。

ユーザーに他のOSではなくTizenを選択させるためには、単にアプリケーションの数を増やすというのは得策ではありません。iOSとAndroidはすでに数十万ものアプリを利用でき、これから2陣営に数年で追いつくことはなかなか厳しいものがあります。そこで、他社にはない魅力的なアプリケーションをそろえること(質の充実)が、戦略として大事になってきます。

日本ではNTTドコモが、今秋以降にTizen OS搭載端末を投入すると公言しており、Tizen OSの動向は私たち日本国内ユーザーにも関係のある話題となっています。Tizen OSははたして順調なスタートを切ることができるのか、アプリストアの「質」はいかほどなのか、筆者も注目したいと思います。

[Tizen開発者サイト via Engadget日本語版]

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