米アップル、Kinect基幹技術のPrimeSense社に買収提案

イスラエルの地元新聞Calcalistは16日(現地時間)、米アップルがイスラエル企業「PrimeSense社」に対して買収提案を行ったと報じています。

PrimeSense社はマイクロソフトが提供する「Kinect」のモーションセンサー部分(3D深度センサー)に対して技術提供を行っており、モーションセンサー業界においては中核的存在の企業です(過去記事)。仮にこの企業をアップルが買収した場合、ITや家電・ゲーム機などのハイテク業界全体に大きな影響を与える可能性があるだけに買収提案の行方に注目が集まります。

報道によると、アップルは2億8000万~3億万ドル(約279~299億円)の買収額を提示。製品名は明らかにされていませんが、アップル製品にPrimeSense社の技術を搭載するため、7月上旬に米カリフォルニア州クパチーノにあるアップルの本社キャンパスにおいてPrimeSenseの技術陣と協議を行った後、買収提案を行ったとのことです。

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タイミングを考えるならば、アップル製テレビ(通称:iTV)に標準搭載されるものとみられますが、ジェスチャーによるテレビ操作などに利用されるのでしょうか。

アップルはイスラエルに研究開発の拠点を構えており、ハイテク企業が多数存在するハイファ地区などに3ヶ所のオフィスが存在すると伝えられています。2011年にはイスラエルのフラッシュメモリ関連企業Anobit Technologies社を買収しており、テキサスインスツルメンツ社(TI)から離脱した社員を多数受け入れていると報じられたこともありました。

買収による技術・特許の囲い込みといえば、アップルによる指紋認証ソリューション開発企業のAuthenTec買収や、グーグルのMotorola買収などが記憶に新しいところですが、仮に今回の買収が成功した場合、マイクロソフトのKinectなどにも大きな影響を与えるだけに注視する必要がありそうです。

[THE VERGE]

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