スマホ通信速度、実効値表示をキャリアに要請へ ―総務省

日本経済新聞は2日、総務省が携帯電話キャリア各社に対して、パンフレットなどに記載するスマートフォンの通信速度を、理論上のスピード(理論値)から実際に利用できるスピード(実効値)による表記に切り替えるように、年度内にも要請していくと報じています。

秋に検討会を設置し、速度を測る地点、時間などについて協議する予定とのこと。なお、当面は実効値の表示を義務づけるのではなく、自主的な規制を求めるとしています。

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スマートフォンの通信速度に関しては、各社がLTE通信方式を導入して以来その理論上の通信速度はますます向上し、NTTドコモやKDDIなどは理論値で100Mbps以上のサービス速度を謳っています。しかし、実際にそれだけの速度で通信できるかといえばそうではなく、条件が良ければ理論値の数分の1、条件が悪ければ理論値の数十分の1程度にまで通信速度は落ちてしまいます。

通信速度における理論値と実効値の乖離の問題はスマートフォンだけでなく、ADSLなどでも問題になったことがあります。ADSLも局内端末装置からの距離次第で大きく通信速度に差が出ることが判明しており、その頃から通信速度については保証できないという意味の「ベストエフォート」という単語が多く使われるようになりました。

今回の要請により、携帯キャリア各社は理論上の通信速度を向上させるだけでなく、実際の通信速度を重点的に向上させることになるでしょう。測定方法などは未確定ではあるものの、実際に通信をおこなうユーザーにとって、よりわかりやすい表記へと切り替わることを期待したいと思います。

[日本経済新聞]

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naoki112104850184

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