孫社長「正義はないのか」 ―UQへの周波数割り当てへ怒りの抗議

「そこに正義はないのか」2.5GHz帯における追加割り当てがUQコミュニケーションズ(以下、UQ)一社に決まるという報道を受け、ソフトバンクの社長を務める孫正義氏が怒りをあらわにしました。

ことのあらましは、日本経済新聞が25日に「総務省がKDDIグループのUQにたいして2.5GHz帯のうち20MHz幅全てを追加割り当てする」と報じたことに端を発します。この周波数帯ではすでにUQが30MHz幅を、ソフトバンク傘下のWireless City Planningが20MHz幅を所有しており、追加して割り当てられる20MHz幅の所有権を同2社が争っていました。

孫氏によれば、「総務省からUQとソフトバンクで(20MHz幅のうち)10MHz幅ずつを申請してはどうか」との助言もあり、10MHz幅の取得を申請。しかし、実際にはUQは20MHz幅での申請をおこない、今回の報道にもあるようにUQが申請の通りに20MHz幅を取得する見込がかなり高くなっています。

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今回孫氏は、UQへの独占的な電波割り当てがおこなわれる背景に総務省からの天下りがあると指摘。「KDDIには総務省から続々と天下りがあり、UQには総務省の電波部長をしていた人物が現職でいる」とし、該当する人物のプロフィールを報道陣にたいして配布。「そういうことがまさに癒着、天下りの最大の弊害ではないか」と不快感をあらわにしました。

孫氏は今後、不服審判または行政訴訟を検討しているとのこと。今回の件に対しUQは「追加割り当て報道に関しても天下りについても、我々には分かりかねる」との立場を表明しています。

ソフトバンクは2004年にも、総務省がNTTドコモとKDDIに対し800MHz帯を優先的に割り当てる方針であったことに対して行政訴訟を起こした過去があります。それ故、今回の総務省の方針に関しても、ソフトバンクは総務省の決定に唯々諾々と従うかどうは全く不明です。はたして、利用者の立場にたった “真に公平な審議” とはなんなのでしょうか。

[CNET Japan / Impress]

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