ASUS、Atomプロセッサ採用のAndroidタブレット「ASUS MeMO Pad FHD10」発表

ASUSは14日、WUXGA(1920×1200ドット)表示に対応し、CPUにインテルのAtomプロセッサを採用した10.1型タブレット端末「ASUS MeMO Pad FHD10」(以下、FHD10)を発表しました。発売日は8月16日を予定、価格はオープン価格で予想実売価格は4万4800円。本体カラーはブルーとホワイトの2色。

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FHD10はディスプレイに高精細な1920×1200ドット表示の10点マルチタッチ対応の10.1型IPS液晶を採用したAndroidタブレットですが、面白い点としてCPUに一般的なARMアーキテクチャーのものではなく、インテルのAtomプロセッサを採用している事が挙げられます。

採用されているCPUはAtom ZシリーズのZ2560で、動作周波数は1.6GHz、物理コア数は2つでハイパースレッディングに対応しており、論理コア数は4つとなります。

ARMアーキテクチャーのCPUとAtomの性能を一言で比較することは非常に難しいですが、Atomプロセッサの性能はNVIDIA製のTegra 3やクアルコム製のSnapdragon S4 MSM9860などと同程度の性能を有しているとされており、性能面で不安を感じることは無さそうです。

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Atomプロセッサを採用したAndroid端末としては、同社が4月に “日本初のIntelプロセッサ搭載Androidデバイス” として発売した「Fonepad」や、モトローラが英国などで販売している「Razr i」などがありますが、まだまだAndroid市場ではマイナーです。

ARMアーキテクチャーのCPUはRISC型と呼ばれ、対するAtomプロセッサはCISC型と呼ばれる演算構造(方式)を採用しているという違いがあり、AtomプロセッサをAndroid端末で採用する際に必ず問題にされるのがアプリの互換性です。

現在のAndroid端末向けアプリの多くは「Dalvik(ダルビック)」と呼ばれるアプリの仮想レイヤー上で動作するように設計されており、CPUの違いを気にすることなく利用することができますが、一部のアプリではDalvikを利用せず、直接ハードウェアを叩いて動作させているため、完全な互換性は取れていないのが実状です。

FHD10の基本性能は後述するスペック表にもあるように非常に高いレベルで整っており、ハードウェアとしての快適さは必要十分に達していると考えられますが、いわゆるNVIDIA製やクアルコム製のCPUを採用しているような端末と比較すると、アプリの動作に若干の不安があるのは否めません。

intel_atom_z2560

インテルはスマートフォンやタブレットの市場へAtomプロセッサを中心に強い攻勢をかけてきていますが、今後の課題はハードウェア性能よりも、アプリの対応状況かもしれません。

製品名 ASUS MeMO Pad FHD10
搭載OS Android 4.2
ディスプレイ 10点マルチタッチ対応
10.1型IPS液晶
解像度 1920×1200ドット
CPU インテル製 Atom Z2560
(2GHz、デュアルコア、HT対応)
グラフィックス性能 PowerVR SGX 544MP2
RAM 2GB (LPDDR2)
内蔵ストレージ 16GB
ウェブストレージ ASUS WebStorageサービス
(5GB、永久無料版)
背面カメラ 約500万画素
前面カメラ 約120万画素
サウンド機能 ステレオスピーカー搭載
各種センサー GPS、電子コンパス、光センサ
加速度センサ、ジャイロスコープ
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n
Bluetooth Bluetooth 3.0
インターフェイス microUSB×1
microHDMI×1
microSDHCメモリーカード×1
microSDメモリーカード ×1
マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1
バッテリー駆動時間 約10時間
バッテリー充電時間 約4.5時間
サイズ 264.6(W)×182.4(D)×9.5(T)mm
重さ 約580g
展開色 ブルー、ホワイト

[ASUS]

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